【センバツ】大胆4強予想、星稜、広陵、報徳学園に健大高崎か
左から星稜・佐宗翼、報徳学園・間木歩、広陵・髙尾響、健大高崎・佐藤龍月
阪神甲子園球場で行われる第96回選抜高校野球大会(センバツ)がいよいよ18日に開幕する。組み合わせも決まり、各校は最終調整に余念がない。今大会は果たしてどこが優勝するのか。今回は4強を予想してみたい。
開幕カードから始まるブロックでは、実績と実力から星稜(石川)が4強入りに一番近いとみている。八戸学院光星(青森)と関東一(東京)のカードと、豊川(愛知)と阿南光(徳島)のカードは、実力が拮抗していて予想は難しいが、どちらが上がってきても昨年の明治神宮大会で優勝した星稜が、総合力で競り勝つ可能性は高い。対抗は八戸学院光星と関東一の勝負に勝った方か。2回戦で星稜を破れば、その勢いで4強に突き進むだろう。
敦賀気比(福井)から京都外大西(京都)までのブロックでは、健大高崎(群馬)と創志学園(岡山)が勝ち上がってくるとみている。個人のポテンシャルが高く投打のバランスがいい健大高崎と、投手の2枚看板がしっかりしていて、百戦錬磨の門馬監督が率いる創志学園が準々決勝で戦う可能性が高い。この対戦の予想は難しいが、2試合に勝利して打線が波に乗ってくる可能性が高いことと、2年生コンビの投手陣も本領を発揮するとみて、健大高崎の4強入りを予想する。
耐久(和歌山)から青森山田(青森)のブロックでは、広陵(広島)の4強入りが順当だろう。実績、経験があり、選手個々の質も高く、チームとしての前評判も高い。対抗に挙げるとするなら中央学院(千葉)か。機動力を使った攻撃力で勝ち上がることが予想され、広陵を最も苦しめる存在となりそうだ。
最も予想が難しいのが最後のブロック。とにかく強豪がひしめいている。1回戦から激戦は必至だが、投手陣の層が厚い大阪桐蔭(大阪)と報徳学園(兵庫)が勝ち上がってくるとみている。両者の対決はまさに決勝クラスだが、昨年のリベンジを目指す報徳学園の意地がやや勝るのではないかとみている。大阪桐蔭は攻撃力に例年ほどの破壊力を感じられず、報徳学園投手陣がなんとか振り切って勝ちきるのではないか。
今大会から新基準のバットが導入され、投手力が優位に立つことも予想される。投手陣が安定しているチームが上位に進むのではないか。組み合わせ上では、星稜、健大高崎、広陵、報徳学園の4強入りを予想する。希望も入り交じっての予測ではあるが、2024年センバツの頂点を手にするチームは、この中から誕生すると思っている。
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