【センバツ】今年はわずか3校、初出場の快進撃なるか、近年は8強が最高
熊本国府ナイン
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(センバツ)の組み合わせが決まった。開幕までの期間、組み合わせ、初戦カードについての話題に迫っていく。
今大会の初出場校は熊本国府(熊本)、耐久(和歌山)、別海(北海道)の3校。1852年創立の耐久は、史上最遅の173年目の出場となった。21世紀枠での出場となった別海は、甲子園史上最東端の学校。熊本国府は春夏通じて初の甲子園出場を勝ち取った。
記念すべき初陣は、熊本国府が近江(滋賀)、別海が創志学園(岡山)、耐久が中央学院(千葉)が相手と決まった。それぞれの思いを胸に、初めての聖地に挑む。
昨年の大会では、初出場は5校だった。能代松陽(秋田)、光(山口)が初戦突破を果たしたがともに2戦目で敗退した。22年は6校だったが和歌山東が初戦を突破しただけだった。やはり初出場校にとって初陣は少々高い壁になっているようだ。
2018年以降、初出場校ながら、2勝を挙げて8強に進んだのは18年の日本航空石川(石川)と19年の筑陽学園(福岡)。8強には届かなかったが18年の明秀日立も2勝を挙げている。ちなみに初出場初優勝は第1回大会を含めて過去17校あり、直近では2004年の済美(愛媛)が最後となっている。
今年は3校と少ないが、ニューフェイスの快進撃は見られるだろうか。
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