【東京】城西大城西、「投手歴1ヵ月」谷原の気迫の投球で16強進出へ!
〈令和5年度秋季東京都野球大会:城西大城西5ー3工学院大附〉♢16日♢2回戦♢市営立川
城西大城西と工学院大附の対決は、1対1と迎えた5回に城西大城西の4番・生明 京之介内野手(2年)の右越え二塁打などで3得点。さらに、6回にも1点を加え5対1となるが、7回に工学院大附が反撃を見せ2点を取り5対3となる。その後、城西大城西の投手陣が踏ん張り5対3で逃げ切りベスト16へとコマを進めた。
この試合、城西大城西は投手を4人も使うなど総力戦であった。特に3番手の小池 琉飛投手(2年)と4番手・谷原 大翔投手(2年)は気持ちが全面に出る投球で流れを相手に渡さなかった。
小池は7回無死一、三塁の場面から登板し暴投で1点を失ってしまうが、決め球であるチェンジアップを武器に三振を奪うなど、打者3人でシャットアウトし追加点を与えなかった。さらに、8回もマウンドに上がり内野安打と四球でピンチを作ると、得意球であるチェンジアップで併殺にするなど落ち着きのある投球を見せた。
4番手の谷原は今年の9月から投手を経験。今日で公式戦3登板目であったが、マウンド上では落ち着きを見せ、最後の9回を投げ三者凡退に抑えるなど2点ビハインドの場面で素晴らしい投球が光った。谷原は今日の投球に対し「自分はまだまだ投手経験が浅いですが、気持ちの面で強気で攻めれるため、それを武器に投げています」と9回2点差で走者を与えたくない場面でもインコースを突くなど、谷原らしい投球が光った。
城西大城西の安保監督は「投手を4人も使う総力戦でしたが、一人一人がしっかりと自分のやれることをやった結果が出たと思います」と語った。
城西大城西はこれでベスト16となり、21日(土)にベスト8入りをかけて関東一と対戦予定だ。これまでとは違い苦しい試合展開が予想されるが、どこまで粘れるか注目だ。