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丸亀城西&英明のシード校が初戦コールド発進!

2023.07.12


第105回全国高校野球選手権香川大会第4日目は11日、高松市のレクザムスタジアムで2回戦2試合が開催された。

第1試合では第2シード、5年ぶり6回目の夏甲子園を目指す丸亀城西坂出と対戦。丸亀城西は2回に4点を先制し、その後も4イニング連続得点で流れをつかむと、先発の中田 涼介投手(3年)も「(最速137キロの)ストレートに球速にこだわらず、カットボールなどを使ってリズムよく投げることを心掛けて」5回1安打1四球3奪三振無失点。結局、7回コールドの10対3で初戦を突破した。

ただ、敗れた坂出も7回に4安打を集中させ3得点と意地の反撃。途中出場でマスクを被った桂 健斗捕手も、1年生にして二塁送球2秒0の強肩と「落ち着いて投手をリードしてくれる」(原岡 慎治監督)将来性を大いに感じさせるプレーで、秋以降への期待を抱かせた。

第2試合では第3シード・春夏連続と12年ぶり3度目の夏聖地を期す英明が、10年ぶり5回目の夏甲子園へ挑戦する丸亀と激突。試合は1回から1点、2点、1点と小刻みに得点を重ねた英明が主導権を握ると、先発の右サイド・下村 健太郎投手(3年)も香川純平監督が「今日は状態がよかった」と讃える7回87球6安打1失点の好投。

さらに8回には一挙6点を追加した英明は12対1、8回コールドで、前日(10日)に高松第一を9対0(7回コールド)で破った第1シード・高松商丸亀城西に続きシード校として初戦を突破した。

対する丸亀は7回に途中出場の8番・山田 将摩内野手(2年)が、右翼芝生席へ豪快に運ぶ大会第1号ソロを放ったが、最後はエースナンバーを背負う主将の中村 勇翔投手(3年)が力尽きる形に。小豆島では2016年センバツ21世紀枠出場を果たし、今年4月から母校の指揮を執る杉吉 勇輝監督が今後どのようなチームを形創るのか注目したい。

(記事=寺下 友徳)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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