大阪桐蔭OBが監督就任 桐生市に新たなポニーのチーム・桐生南ポニーが誕生
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野球人口減少が問題視されている野球界の中で、選手登録数が増え続けている日本ポニーリーグ協会。2023年もその流れは変わらないようだ。2月に群馬県桐生市を活動拠点とする桐生南ポニーが誕生した。
一般社団法人桐生南スポーツアカデミーが設立させた新チームは、4月にスタートさせるため選手募集を開始。公式ホームページによると、2日間で計4回の説明会を設け、令和という時代に則したチーム作りを目指していくことを誓っている。
理想のチームを実現させるための環境は整っている。球団代表には、ロッテで球団経営改革、侍ジャパンでは事業戦略などを担当した荒木重雄氏が就任する。一流のコーチング技術で選手たちのスポーツマンシップを培っていくことはもちろん、最新テクノロジーを活用して指導していく。
チームを指揮する監督も、実績十分の謝敷正吾監督が抜擢された。中学時代に河南シニアで日本一を経験。その後は大阪桐蔭(大阪)で2度の甲子園出場を果たす。当時は中田 翔内野手(現巨人)らとともにプレーした。その後も明治大、石川ミリオンスターズと渡り歩いてきた実績十分の謝敷氏がチームの監督に就任する。
グラウンドはこの春で閉校になる桐生南(群馬)の跡地を使う。チームを指揮する謝敷監督は、ホームページ上で「選手たちが主体的に考え、高校でも野球を継続し、活躍できるための技術の習得、さらには将来、社会にでても活躍できる人材づくりを最優先としたチーム作りをしていきたいと思っています」とつづり、「『全国で一番愉しい』チームにしたい」と理想を明かした。
強さはもちろん、主体性を持った新時代を象徴するような桐生南ポニーが、ポニーリーグらしさを追求し、多くの逸材輩出を目指す。