ノーヒットノーラン達成!! 復活を果たした小川泰弘の高校最後の夏を振り返る
小川泰弘(成章出身)※写真は2016年
15日のDeNA戦で史上82人目となるノーヒットノーランを達成するなど、今シーズンは23日時点で9試合に先発し5勝を挙げ、防御率3.43の好成績で開幕から唯一ローテーションを守るなど投手陣の柱としてチームを支えている東京ヤクルトスワローズの小川泰弘。昨年は12敗を喫するなど不振に苦しんでいたが、今シーズンは見事に復活した小川の高校最後の夏を振り返りたい。
▼小川泰弘 (成章・2008年)
選手権東愛知大会
2回戦 5対4 知立東
3回戦 9対1 武豊
4回戦 5対1 碧南
準々決勝 2対1 杜若
準決勝 6対5 岡崎城西
決勝 1対3 大府
春の選抜高校野球に21世紀枠として出場すると、巧みな投球術を武器に、初戦の駒大岩見沢相手に見事2失点完投勝利を収め、成章の甲子園初勝利を挙げると、2回戦では京都の名門・平安にもひるまず敗れはしたものの3失点完投で公立高校ながらも躍進を見せた。
そして春夏連続での甲子園を目指した東愛知大会では初戦の知立東との試合で延長までもつれる厳しい試合に何とか勝利するとその後は勢いにのり、順調に勝ち進む。小川も準々決勝の杜若との試合で1失点完投勝利を収めるなどチームに貢献していた。しかし、迎えた決勝では大府戦に先発するも11安打を浴びるなど3失点を喫し、チームを甲子園に導くことが出来ず小川の高校最後の夏は終わった。
その後、進学した創価大学ではエースとして活躍し、東京新大学リーグ通算で36勝を挙げ、MVPにも5度選出されるなど輝かしい実績を残し、2012年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズに2位指名を受け、プロ入りを果たした。