News

巨人4番岡本和真を筆頭に、社会人野球継続4名。2014年智弁学園の甲子園メンバーはエリート揃いだった!

2020.03.23

巨人4番岡本和真を筆頭に、社会人野球継続4名。2014年智弁学園の甲子園メンバーはエリート揃いだった! | 高校野球ドットコム
左から大西 涼太、吉田 高彰、吉岡 郁哉、尾田 恭平

 これまで2015年の夏の甲子園を制した東海大相模。そして同年の選抜で優勝した敦賀気比。さらに2014年の夏の甲子園を優勝した大阪桐蔭のメンバーの今後を調べ、どれだけの選手がプロと社会人で戦っているのかまとめてきた。

 今回は智辯学園から、2014年の夏の甲子園出場メンバーを調べた。この世代は甲子園で岸潤一郎がエースとしてチームを牽引した、明徳義塾に4対10で敗れている。しかし、メンバーを見ると実力者が揃っていた。

 まずプロで戦っている選手は2人。いまや巨人の4番として中心選手として活躍する、岡本和真が世代注目のスラッガーとして3番に座っていた。また1つ下の後輩で、山田哲人2世と一時期呼ばれていた廣岡大志が出場していた。

 そして社会人。この世代では4名が社会人へ進み、日々練習に打ち込んでいることが分かった。
1番・センター:大西涼太(東北福祉大‐三菱自動車岡崎)
2番・キャッチャー:吉田高彰(上武大‐セガサミー)
4番・ショート:吉岡郁哉(法政大‐王子)
9番・ピッチャー:尾田恭平(大商大‐JFE西日本)

 3拍子が揃ったバランスとセンスの良さを武器に1番に座っていた大西は智辯学園卒業後、東北福祉大へ進学。4年生の時に出場した全日本大学野球選手権では、指名打者として全試合出場。下位打線を担うことが多かったが、準決勝・慶應義塾大戦でホームランを放つなどの活躍で14年ぶり3回目の優勝に貢献した。

 強肩が持ち味だった吉田は上武大時代に大学日本代表に2度呼ばれている実力者に成長。リーグ戦でも3度のベストナイン、最高出塁率を受賞した。神宮大会、選手権にも出場してベスト4を経験しており、大学4年間で確かな実績を積んで社会人でプレーをしている。

 高いバットコントロールを持ち、岡本に負けない実力を持っていた吉岡は智辯学園卒業後に東京六大学の法政大へ進学。2年生の秋季リーグ戦に初出場をし、3年生の秋から本格的にリーグ戦へ出場するようになった。規定打席には到達できなかったが、4年生の秋の明治神宮大会で全国大会に初出場を果たした。

 尾田は高校時代166センチの小柄な体格だったが、高い完成度を武器にエースとしてマウンドに上がっていた。大商大進学後は2年生の秋に最優秀投手を受賞。さらに3年生の秋に最優秀投手、ベストナインのW受賞するなど実績を積んで社会人でプレーをしている。

 また明徳義塾との試合に出場した1年生が2人。1人は今年のドラフト注目右腕・村上頌樹、もう1人がU18にも選ばれて大会MVPにもなった納大地。ともに東洋大に進学して4年生となった。3年生だけではなく2年生には廣岡、1年生には村上に納と各学年に優秀な選手がこの時の智辯学園に揃っていたのだった。

(文=編集部

関連記事
2015年センバツ優勝の敦賀気比から4人が社会人野球を継続!
2015年全国優勝の東海大相模の1番~5番が社会人野球を継続!
2014年の夏の甲子園優勝・大阪桐蔭。社会人で4人、プロで3人が野球を継続中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.05.02

【四国】高松商、33年ぶりの決勝進出の立役者は茨城の強豪シニア出身の1年生右腕!<春季地区大会>

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>