日高中津vs箕島
日高中津が5回コールドで箕島を下す
2安打3打点の活躍を見せた原大晟（日高中津）
2年ぶりの近畿大会出場を狙う日高中津が箕島を5回コールドで下して、二次予選進出を決めた。
日高中津は１回表から箕島の先発・中川大雅（2年）に襲い掛かる。一死一、二塁のチャンスを作ると、４番・土川颯輝（2年）の右中間への2点適時二塁打で先制点を挙げる。その後も連打が続き、3番の廣岡啓太（2年）から9番・中村冬弥（1年）まで6連打の猛攻。6点を奪って、中川を1回でノックアウトした。
さらに4回表にも5本の長短打を浴びせて5点を追加。11点差と突き放し、コールド圏内へと持ち込んだ。序盤から大量リードを貰った日高中津先発の左腕・太田悠雅（2年）は安定した投球で4回2安打無失点と試合を作る。コールド勝ちが見えた5回裏には夏の大会で背番号1を背負った土川が二死から四球で出塁を許したが、無失点に抑えて試合を締めくくった。
集中打が光った試合だが、日高中津の山本誠司監督は「先に点数を取りましたけど、基本的には守って勝つことを目的にやっています」と投手を中心とした守りのチームであることを強調した。この試合で登板した太田と土川はこの夏も経験しており、今後も軸となっていきそうだ。打撃陣が好調をキープできれば優勝争いにも加わっていけるのではないだろうか。
夏の大会後から北畑清誠監督が就任した箕島だが、この日は出鼻をくじかれて最後まで流れを引き寄せることができなかった。名門復活を目指す中で厳しい結果に終わったが、ここからどう立て直していくかに注目したい。
（写真＝馬場 遼）
