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ベスト8は東西4校ずつ! 春季東京都大会準々決勝を展望する まさに夏の前哨戦、同地区同士のぶつかり合い

2024.04.20


左から土居賢士郎(創価)、原隆太朗(國學院久我山)、奈良飛雄馬(帝京)、佐伯魁栄(明大中野)

春季東京都高校野球大会は8強が出揃った。二松学舎大附日大三関東一早稲田実業といった東京の高校球界を代表する強豪が姿を消す中、東東京勢の4校と西東京勢の4校が残った。準々決勝と準決勝は東東京勢同士、西東京勢同士の対戦になり、決勝戦は東西対決になる。夏の前哨戦ともなる準々決勝の4試合を展望する。

國學院久我山の強力打線VS日大鶴ヶ丘の投手陣

國學院久我山日大鶴ヶ丘
準々決勝の最初の試合は、杉並区の学校同士の対戦になった。國學院久我山は、一昨年のセンバツで4強に進出して以来、目立った結果を残せないでいたが、この春は、昨夏の東東京大会を制した共栄学園、昨秋の都大会4強の日大二、さらには世田谷学園城西大城西を圧倒的な攻撃力で下して8強に進出した。1番・山下 誠健外野手(2年)、3番・矢野 丈太郎外野手(3年)、4番・原 隆太朗内野手(3年)、5番・柳本 晴投手(2年)とつながる打線は強力。特に1回戦を除き、長打を放っている原の打撃が勝敗のカギを握る。

國學院久我山・山下誠健

昨夏の西東京大会で準優勝した日大鶴ヶ丘は、準優勝メンバーから小原 惇矢捕手(3年)、杉浦 凛内野手(3年)、小針 大輝外野手(3年)といった野手が残り、打撃のチームかと思われた。しかし昨秋は小林 駿斗投手(2年)、この春は左腕の住 日翔夢投手(2年)という2年生投手が活躍し、ロースコアの試合を制して勝ち上がってきた。その一方で、2年生投手を好リードしてきた小原は、4回戦では逆転の2ランを放つなど、打線も調子が上向いてきた。あとは小針、杉浦らの活躍がポイントになる。

本塁打を放った日大鶴ケ丘・小原惇矢

日大豊山の長身・村井達将VS明大中野の横手投げ・佐伯

日大豊山明大中野
シード校同士の対戦。両校は、投手陣の好調さに支えられて、準々決勝に進んできた。日大豊山は、身長190センチの村井 達将投手(3年)が4回戦で東京を8回3安打無失点に抑えた。速球で押すタイプではないが、長身からの変化球が威力を発揮している。長身の投手は育成に時間がかかるが、逆に言えば、これから伸びてくるともいえる。ただ準々決勝ということを考えれば、2回戦、3回戦では2番手で登板した左腕の宮本 航雅投手(3年)や、中心打者の小寺 蓮大外野手(3年)らの活躍が重要になってくる。

明大中野は、エース・佐伯 魁栄投手(3年)の横手投げでの制球に磨きがかかり、早稲田実業打線を抑えた。2年生ながら昨年の夏から先発のマウンドを経験している田中 俐希投手(2年)は度胸が良く、佐伯―田中俐の投手リレーは安定している。主将で遊撃手の吉田 海渡内野手(3年)を中心とした守りもしっかりしている。

明大中野・田中俐希

3回戦では日大豊山聖パウロ学園を9対4、明大中野堀越を9対7という点の取り合いになった。この時期、まだ戦い方が安定していないが、投手を中心とした守り合いが予想される。

次のページ:帝京の強力打線vs.修徳投手陣

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この記事の執筆者: 大島 裕史

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