試合レポート

【春季東京大会一次予選】國學院久我山が正則学園に5回コールド!山下が攻撃のリズムを作り、原の一発で突き放す

2024.03.24


5回に本塁打を放った國學院久我山・原隆太朗

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<春季東京都高校野球1次予選:國學院久我山16-0正則学園(5回コールド)>◇22日◇代表決定戦◇明星

國學院久我山は、2年前のセンバツで4強の実績を残したものの、昨年は目立った成績を残せなかった。それでも、今年もまた強いと感じさせる勝ち方で都大会出場を決めた。

1回、國學院久我山は、1番・山下 誠健外野手(2年)がいきなり二塁打を放つ。2年前のセンバツ4強のチームの1番打者だった斎藤 誠賢外野手(現・國学院大)とは同じ京葉ボーイズ出身で、名前も同じ「せいけん」だ。山下は3番・矢野 丈太郎外野手(3年)の左前安打で先制のホームを踏む。

2回、1死満塁から1番・山下の中前安打で2人が生還。さらに暴投で1点を追加した後、2つの四球で満塁とし、4番・原 隆太朗内野手(3年)の二塁打で2点を追加する。さらに、この回2点を加えて、8対0と大きくリードする。

3回には1死三塁から、1番・山下がまたも二塁打を放ち1点を追加する。さらに2死一、二塁から4番・原が速い打球で中堅手の横を破り三塁打となって2点を追加する。原も暴投で生還する。

4回は1番・山下の右前適時打などで2点を追加する。山下は4打数4安打で二塁打2本。全て得点に絡む活躍で國學院久我山の流れを作った。「タイミングの取り方などを工夫しています。二塁打は狙っています」と山下は言う。本塁打を狙うタイプではないが、鋭い打球で安打を量産した。

鋭い打球を飛ばした1番・山下に対し、4番の原は長距離砲で相手に止めを刺した。5回は、この回先頭の原が、開催中のセンバツでもなかなか見ることができない、大きな打球の本塁打で加点する。原はこの試合、二塁打、三塁打、本塁打の大活躍。新基準のバットで飛ばなくなったと言われるが、「詰まった時は飛びませんが、芯なら変わりません」と原は言う。この回、7番の樺山 幸弥内野手(3年)も本塁打を放つ。

投げては先発の内田 開音投手(2年)が3イニングを無安打無失点に抑え、4回は長岡 千広投手(2年)が3安打を打たれたものの、得点を許さず、5回は背番号1の柳本 晴投手(2年)がエースらしい力のある球で、奪三振2を含む三者凡退に抑え、16対0の5回コールドで完勝した。

正則学園は1回戦を5回コールドで勝ち上がるなど、力がないわけではないが、國學院久我山の勢いに完全に押されて自分たちの野球ができなかった。

國學院久我山の尾崎 直輝監督は、「選手たちは考えながら、やるべきことをやっています」と評価した。センバツベスト4のメンバーで投手陣の一翼を担った松本 慎之介投手が東大に合格した。その一方で、井口 資仁氏のようにメジャーリーグで活躍したOBもいる。「それぞれを認めて夢を追える」と尾崎監督は言う。

そうした個性派集団の都大会での戦いが注目される。1回戦の相手は、昨夏の東東京大会で優勝した共栄学園。昨年の春も3回戦で対戦し、7点をリードしながら、共栄学園の終盤の攻撃で逆転負けした。共栄学園はこの勝利でシード校になり、夏の優勝につながった。3年前の秋に対戦した時は、國學院久我山が勝ち、そのまま優勝した。大会の流れを左右するかもしれない、1回戦屈指の好カードで、まさに負けられない戦いとなる。

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この記事の執筆者: 大島 裕史

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