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76球で完封達成!近江の143キロ右腕・西山恒誠、圧倒的な「制球力とテンポ」!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・コム注>

2024.03.14


西山 恒誠(近江)

第96回選抜高等学校野球大会の大会1日目第3試合に登場する近江(滋賀)のエース・西山 恒誠投手(3年)。昨秋の近畿大会の興国戦ではわずか76球で完封勝利を挙げ、敗れた京都国際戦でも、8.1回を投げ、99球、1失点と安定感抜群の投球を披露した。

センバツでさらに評価が上がる可能性を持った西山について迫りたい。

昨夏の甲子園の大垣日大戦でデビューし、2回無失点の好投。当時はコントロールというよりも、ストレートを勢いよく投げるスタイルだった。

近畿大会の投球を見ると、大きな進化を見せていた。セットポジションから始動し、常時135キロ〜140キロ(最速143キロ)の直球を両サイドにテンポよく投げ分け、スライダー、カットボール、チェンジアップ、カーブを低めに落として打たせて取る投球が光る。

投球テンポは非常に早く、打者に考える時間も与えず、どんどん投げ込んでいくので、打者はボールに当てることに精一杯で、内野ゴロの山を築く。技巧派の投球スタイルに見えるが、変化球に頼りすぎず、ここ一番では変化球に頭がある打者に対して、回転の良いストレートで三振を奪う高度なコンビネーションで打ち取ることができる。

自分の思いのままで投げることができており、秋の公式戦での6試合で、32.2回を投げ、26奪三振、防御率1.10、四死球7と好成績を残すことができた。

コントロールが良いのは意識面だけではなく、完成度の高い投球フォームも一因となっている。左足を勢いよくあげながらも、体が反ることもなく、バランスよく立つことができている。軸がブレず、安定した体重移動につながる。

体に近い場所で右腕を振っていくため、リリースポイントが安定し、高い制球力を生み出すことができている。

180センチ75キロとまだ細身で、体重が増えていけば、この春にはもっと球速アップが見込めるのではないか。

タイプとしては昨年、投球フォーム、テンポの良さなど沖縄尚学のエースとして夏の甲子園ベスト8に導いた東恩納 蒼投手(中央大)に似ている。

初戦の熊本国府(熊本)は昨秋の明治神宮大会にも出場し、巧打者揃いのチーム。このセンバツで一気に名を高めることができるような快投を見せていきたい。

<西山 恒誠(にしやま・こうせい)>
180センチ75キロ
右投げ右打ち
守山市立守山小出身
守山市立守山南中出身
草津シニアでプレー

2年春の近畿大会・金光大阪戦で先発し、2.1回を投げて3失点
2年夏の甲子園1回戦の大垣日大戦で甲子園デビュー 2回無失点
2年秋 近畿大会 2試合で17.1回を投げ、わずか1失点

<昨秋の公式戦>
6試合 32.2回 26奪三振、防御率1.10、四死球7

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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