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【センバツ出場32校紹介】タフネス左腕田中が投打に活躍、26年ぶり京都秋優勝の京都外大西が復活目指す

2024.02.14


田中遙音(京都外大西)※写真は過去の取材より

2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。

【京都外大西(京都)=18年ぶり7度目】

昨年の秋、京都外大西は26年ぶりに京都大会を制した。準決勝までは打撃力で勝ち進むと、昨年夏にコールド負けしていた京都国際に決勝で2対1で競り勝った。近畿大会に入ると打ち合い、守り合いの厳しい戦いをものにして準優勝。決勝では大阪桐蔭(大阪)にあと1歩の1点差負けと、実力伯仲の戦いを演じた。今センバツでも十分に頂点が狙える戦力を持つ。

京都外大西の昨年秋の近畿大会決勝のスタメンは以下の通り。

(左)西川 空河(2年)
(中)谷 春毅(1年)
(右)杉浦 智陽(1年)
(三)松岡 耀(2年)
(投)相馬 悠人(2年)
(一)田中 遙音(2年)
(二)中辻 秀太(1年)
(捕)下曽山 仁(1年)
(遊)持田 諒真(2年)

投手陣は左腕の田中 遙音投手(2年)と、右腕の相馬 悠人投手(2年)が軸。田中は準決勝の耐久(和歌山)戦での完封を含め、近畿大会3試合連続完投勝利を果たすなどタフさでは負けない。大阪桐蔭との決勝でもリリーフで4回を無失点に抑えた。重い球質が武器の相馬は内野手との兼任で投手リレーの一角を担う。

打線でもこの田中と相馬の2人が、得点の原動力となっている。4番の松岡 耀内野手(2年)、9番の持田 諒真内野手(2年)も勝負強い打撃でチームを勝利に導いてきた。

甲子園では夏は2005年の準優勝、春は1989年の4強が最高成績。センバツでは、ここ2大会連続で初戦敗退に終わっているだけに、名門復活を狙う。

<京都外大西の甲子園実績>
センバツ出場7度目=7勝6敗(4強)
選手権出場9度=12勝9敗(準優勝)
(※カッコ内は過去最高成績、20年センバツは大会中止)

<京都外大西の昨年秋の成績>
★京都大会
2回戦 11-0 須知
3回戦 8-5 久御山
4回戦 9-6 西城陽
準々決勝 8-2 北嵯峨
準決勝 8-1 塔南・開建
決勝 2-1 京都国際
★近畿大会
1回戦 7-5 彦根総合(滋賀)
準々決勝 10-7 履正社(大阪)
準決勝 1ー0 耐久(和歌山)
決勝 1-2 大阪桐蔭(大阪)

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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