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髙橋宏斗(中日)の成長曲線は山本由伸級! フォームを真似ただけじゃない、4年目右腕の師匠を超える奪三振数!

2024.02.05


髙橋 宏斗

中日の若き右腕、髙橋 宏斗投手(中京大中京出身)が、4年目の春季キャンプで新フォームに挑戦している。ドジャースの山本 由伸投手(都城高出身)ばりに、左足をするように踏み出す「由伸投法」。オフの間に一緒に自主トレを行う「師匠」そっくりのフォームに、中日ファンからも「山本そっくり」の声も聞こえている。

さらに、元中日左腕の今中慎二・臨時コーチから、左足のステップについてもアドバイスを受けている。極端なアウトステップではなく、捕手方向へ真っ直ぐに踏み出すように修正しているという。本人も手応えを感じているようで、今季の飛躍が大きく期待できそうだ。

髙橋は2年目の22年から1軍で登板。ここ2年では抜群の数字を残している。すべて先発で44試合を投げ、通算防御率は2.50。13勝18敗と負けが先行しているが、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍を含め、投手としての成長は周囲も認めているところ。特に奪三振についてはグンを抜いている。

22年は116.2回を投げて134三振。23年は146回を投げて145三振。2年で279三振を奪った。「師匠」でもある山本が先発に本格的に転向した19年からの2年間で奪った三振は127と149で276。わずかではあるが、数字上では髙橋が「師匠」を上回っていることになる。

山本はその翌年の21年から2年連続して200奪三振以上をマークするなど、黄金期を築いた。新フォームでアップデートに挑戦している髙橋が、今季200奪三振をマークすれば、「由伸曲線」を描いていく可能性を感じさせる。

山本は先発として2年実績を積んだ後、3年連続で「投手4冠&沢村賞」を成し遂げている。「師匠」が海を渡った今季、日本のプロ野球界で「無双」を引き継いでいく候補の1人として、「弟子」でもある中日4年目右腕が名乗りを上げるかもしれない。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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