News

【センバツ出場32校紹介】洗平と岡本の左腕コンビが中心、八戸学院光星が守りの野球で快進撃見せる

2024.02.05


2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。

【八戸学院光星(青森)=5年ぶり11度目】
八戸学院光星は、センバツは5年ぶりとなるが、昨年夏に続いての甲子園出場となる。主力となる投手2人が昨年夏メンバーから残るなど、戦力的には整っている。同じ青森の青森山田には青森大会と東北大会の決勝で敗れはしたが、投手力を中心として守備力は全国レベル。今センバツでも守りを軸とした戦いに期待される。

八戸学院光星の昨年秋の東北大会決勝のスタメンは以下の通り。

(遊)竹田 智紀(2年)
(中)砂子田 陽士(2年)
(左)渡部 主衣(2年)
(右)山本 優大(2年)
(捕)住本 悠哉(2年)
(三)三上 祥司(2年)
(一)佐藤 凌(2年)
(二)小笠原 由宇(2年)
(投)岡本 琉奨(2年)

昨年夏から残る洗平 比呂投手(2年)と岡本 琉奨投手(2年)の両左腕がチームを支える。洗平は元中日投手の竜也さんを父にもつ147キロ左腕。多彩な変化球も持ち、投球の完成度は高い。昨年秋の東北大会では今センバツ出場の学法石川(福島)を相手に99球10奪三振の完封勝利も収めている。岡本も148キロを誇る本格派左腕で、2人でエースの座を争うほど高いレベルで競争している。

打線では昨夏は「1番・センター」でレギュラーだった砂子田 陽士外野手(2年)が、青森大会では3番、東北大会では2番に座った。4番の山本 優大外野手(2年)は青森大会で満塁弾を放つなど、主砲として頼りになる。青森大会では10打点を挙げてチームトップをマークした。山本の前に走者を出すことがカギとなる。

甲子園では光星学院時代に2011年夏から3季連続準優勝と強さを誇った時代がある。その後、夏では8強はあるが、センバツでは2度出場して1勝しかできていない。悲願の初優勝へ。まずは初戦突破に全力を注ぐ。

<八戸学院光星の甲子園実績>
センバツ出場11度目=8勝10敗(準優勝)
夏選手権出場12度=26勝12敗(準優勝)
(※カッコ内は過去最高成績、20年センバツは大会中止)

<八戸学院光星の昨年秋の成績>
★青森大会
2回戦 11-1 青森明の星
3回戦 11-0 大湊
準々決勝 10-0 八戸聖ウルスラ学院
準決勝 8-0 弘前南
決勝 4-7 青森山田
★東北大会
2回戦 5-2 仙台一(宮城)
準々決勝 8-1 日大山形(山形)
準決勝 1-0 学法石川(福島)
決勝 0-3 青森山田(青森)

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

1 Comment

  1. 匿名

    2024-02-05 at 11:51 AM

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.22

【九州地区ベスト8以上進出校 7・22】福岡と佐賀で決勝のカードが決定、宮崎、鹿児島では4強が出揃う【2024夏の甲子園】

2024.07.23

「松坂さんを超える投手になる」偉大な先輩を夢に見る横浜のスーパー1年生が最速147キロを計測!4回5奪三振完全投球で決勝進出に貢献!

2024.07.23

全国トップレベルの投手陣が打ち込まれる…仙台育英、被安打19、8失点で15年ぶりの決勝戦敗退

2024.07.23

横浜がサヨナラ勝ちで決勝進出! 1年生右腕が147キロ計測で4回0封!春王者・武相との激闘制す!

2024.07.23

変則投手にも動じない今年No.1スラッガー・石塚裕惺(花咲徳栄)、知られざるルーティンとは?【24年夏・埼玉大会】

2024.07.20

伊集院の好左腕・新藤、終盤力尽き、鹿児島実に惜敗【24年夏・鹿児島大会】

2024.07.20

枕崎が1時間半遅れの試合でも集中力を発揮!堅守を発揮し、2年連続の8強!【24年夏・鹿児島大会】

2024.07.21

【中国地区ベスト8以上進出校 7・20】米子松蔭が4強、岡山、島根、山口では続々と8強に名乗り、岡山の創志学園は敗退【2024夏の甲子園】

2024.07.20

【夏の逸材123人成績速報】198センチ左腕、世代屈指のスラッガー、大分の県立に現れた150キロ右腕などドラフト候補が大活躍!北海道NO.1左腕がプロ志望を表明

2024.07.21

愛工大名電が今夏3度目のコールド勝ちでV4に前進!長野では甲子園出場37回の名門が敗退【東海・北信越実力校20日の試合結果】

2024.07.08

令和の高校野球の象徴?!SJBで都立江戸川は東東京大会の上位進出を狙う

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」