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「育成の巨人」の証明へ! 菊地大稀・松井颯は熾烈な若手投手陣の争いを勝ち抜けるのか!?

2024.01.22


菊地大稀、増田 大輝

1月も半ばに入り自主トレが本格化してきた。なかでも育成選手たちは支配下登録を勝ち取るためにより一層、汗を流していることだろう。

昨年の育成ドラフト会議では史上最多の57人が指名を受けた。全選手にチャンスはあるものの支配下登録枠(70人)があるため、全員が支配下登録されることは現実的にありえない。そもそも現在在籍している支配下登録選手のなかで、生え抜きの育成ドラフト出身者は、どれくらい在籍しているのだろうか。

昨シーズンの巨人は4位に沈んだものの、若い選手の躍進が目立った。その中には育成ドラフト出身の選手も含まれている。菊地 大稀投手(佐渡高出身)と松井 颯投手(花咲徳栄出身)だ。

佐渡島出身の選手として初めてドラフト指名を受けた菊地は、1年目の4月に早々と支配下契約を勝ち取り16試合に登板。2年目となった昨シーズンは50試合に登板し、4勝4敗1セーブ、11ホールド、防御率3.40とブレークした。成績からも分かる通り、僅差でリードしている展開での登板も増え、今シーズンは勝ちパターン入りを狙う立ち位置だ。

一方の松井は、ルーキーイヤーだった昨年5月に支配下登録されると、1週間後には1軍初先発。その試合で5回無失点と好投し初登板初勝利をマークした。育成ルーキーとしては球団史上初となるプロ初登板初先発初勝利でもあった。その後は勝ち星こそなかったものの合計8試合(先発3試合)の登板で1勝1敗2ホールド、防御率3.26と結果を残した。2軍でも8勝をマークし最多勝を獲得している。今年は先発ローテーション入りを目指す。

野手では増田 大輝内野手(小松島高出身)、松原 聖弥外野手(仙台育英出身)、喜多 隆介捕手(小松大谷出身)の3人が活躍中。増田は複数ポジションを守ることのできるスーパーサブとして、通算296試合に出場している。

松原は2021年に135試合の出場で打率.274と結果を残し、レギュラーを勝ち取ったものの、ここ2年は低迷。昨シーズンはわずか21試合の出場でノーヒットと苦しんだ。今年は巻き返しを図るシーズンとなる。

巨人はかつて山口 鉄也(現コーチ)が育成ドラフト出身者として大出世を果たした。偉大な先輩に続く存在は現れるだろうか。阿部 慎之助新監督の抜擢に注目したい。

<巨人の育成ドラフト出身の生え抜き支配下選手>
※2024年シーズン所属

増田 大輝小松島高→近畿大(中退)→四国IL徳島インディゴソックス→2014年育成1位)
松原 聖弥仙台育英→明星大→2016年育成5位)
喜多 隆介小松大谷→京都先端科学大→2020年育成2位)
菊地 大稀佐渡高→桐蔭横浜大→2021年育成6位)
松井 颯花咲徳栄→明星大→2022年育成1位)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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