青森山田・伊藤 英司、伸びしろたっぷり、184センチの1年生大型二塁手<2024年のヒーロー候補たち⑯>
伊藤 英司(青森山田)
青森には将来伸びる可能性が高い、大型内野手がいる。青森山田の1年生二塁手の伊藤 英司内野手(1年)は、1年秋の県大会からレギュラーを奪い背番号4を背負って活躍。チームの県大会優勝と、東北大会優勝に大きく貢献した。
1年生とは思えない好守備を連発した。特に東北大会決勝の八戸学院光星(青森)戦では、センターに抜けるかと思われる痛烈なゴロを好捕して、素早く一塁へ送球してアウトにした。結果的にこの試合で、先発した櫻田 朔投手(2年)がノーヒットノーランを達成したことを考えれば、伊藤の好守備がなければ、大記録達成もなかった。青森大会、東北大会計9試合で失策は1だった。
打撃では、右の脇腹を大きく開けて構え、パワーを生かしたスイングが特徴。まだ1年生で体ができあがってないこともあってか、右方向への意識が高い打撃が多く、大柄ながら器用さも兼ね備えている。ウエートトレーニングなどで、体ができあがってくれば、打球にも鋭さが増し、飛距離も出てくるだろう。どこまで成長するのか、楽しみな存在にしか見えない。
青森山田・伊藤 英司内野手
【経歴】
184センチ、75キロ、右投げ右打ち
秋田北リトルシニア(潟上市立天王中)出身
【寸評】
180センチを超える大型内野手。大柄の体格ながら、打撃でも守備でも器用さを持つ将来性抜群の二塁手
【実績】
1年秋 秋季大会からレギュラーで出場。主に「6番・二塁手」として出場し、青森大会では17打数5安打の打率.294、東北大会では12打数6安打の打率5割をマークした。