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DeNA期待の星・松尾汐恩はどんな2年目を過ごすべきか? ルーキーイヤーは規格外の活躍!

2024.01.04


2024年のプロ野球でブレイクを期待したいのが、2年目となるDeNA・松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭)。大阪桐蔭時代は、22年センバツ優勝、選手権ベスト8、国体優勝を飾り、超高校級捕手として活躍。ドラフト1位でDeNAに入団した。
プロ1年目となった昨年、松尾は高校生捕手としては規格外のパフォーマンスを見せた。二軍で104試合に出場し打率.277(343打数95安打)、7本塁打、51打点、OPS.722の好成績を残したのである。
理想的な成長曲線を描いていると言えるだろう。過去の高卒出身の超一流選手が大成するまでの流れを振り返ると、松尾のように高卒1年目をじっくり二軍で過ごし、飛躍した選手は多い。

例を挙げれば三冠王を獲得したヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院)は二軍98試合で 17本塁打、70打点、打率 .270 、16盗塁、 OPS.879 と規格外の成績を収め、 MLBでプレーする筒香 嘉智内野手(横浜)の 1年目は二軍で102試合出場、26本塁打、88打点、打率 .289、OPS.835だった。 村上は2年目に一軍で143試合で36本塁打を放ち、大ブレイク。筒香は2年目で40試合で8本塁打、3年目は108試合で10本塁打と着実に数字を伸ばし、4年目は23試合出場にとどまり、足踏みしたところはあったが、5年目に22本塁打。年々、数字を伸ばし、球界を代表するスラッガーへ成長していった。

ちなみに、DeNAは次世代の正捕手候補を上手く育成できなかった歴史がある。2022年限りで引退した高城 俊人捕手(九州国際大付)だ。九州国際大付時代は超高校級捕手として活躍し、11年ドラフトで2位指名を受けた。高城は高校生としてかなり高い守備力、パンチ力のある打撃、そして若くてもチームを引っ張っていこうと強い志を持った選手だった。
高卒1年目から45試合出場。2年目も51試合出場するが、プロ初本塁打を打ったのは4年目の2015年で、通算4本塁打、118安打に終わった。ルーキー当時は19歳にしては良い捕手だったが、そこから大きく伸びることはなかった。
松尾は高校時代、甲子園で5本塁打を放ったスラッガーであり、尻すぼみで終わらせてはいけない選手だ。昨年のDeNAは戸柱 恭孝捕手(鹿屋中央)、山本 祐大捕手(京都翔英)、伊藤 光捕手(明徳義塾)の3捕手の起用が中心だった。現状のままだと松尾は1年目同様、二軍で経験を積むことになる。

この3人からポジションを奪うのならば、キャンプからアピールし、オープン戦でも正捕手の座を掴みたい。モデルケースとすれば、今年で4年目を迎えるヤクルトの内山 壮真捕手(星稜)か。内山は高卒1年目は6試合だったが、高卒2年目はオープン戦で16試合で打率.272、1本塁打、5打点、ОPS.823の好成績で開幕一軍入り。そのまま74試合で、4本塁打。同年の日本シリーズでは同点3ランを放ち、印象的な活躍をみせた。一軍の厳しい雰囲気を経験したことで、昨年の高卒3年目は94試合で6本塁打を記録し、着実に階段を登っている。

松尾のスキルの高さを考えれば、内山のように打てる捕手として活躍できる可能性は十分に持っている。松尾は上記3人を脅かして、一気に立場を変えるのか。

松尾の成長がDeNA捕手陣の層を厚くすることは間違いない。

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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