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日本ハム4位・明瀬 諒介 圧倒的なパワーの「九州最強スラッガー」、ブレイクの時期は?

2023.12.27


今年の高校生で「九州最強スラッガー」と呼ばれ、トップクラスの評価を得た明瀬 諒介内野手(鹿児島城西)は、日本ハムから4位指名を受けた。
高校通算49本塁打のスラッガーとして注目されており、投げては140キロ後半の速球を投げ込む。春先から九州担当のスカウトからも最も評価されていた選手だ。
そのパワーは圧倒的なものがある。バットを強引に振り回すようなスイングでボールを捉え、芯に当たれば、常に場外級の本塁打が期待できる。それは他の高校生ドラフト指名選手にはない大きな強みである。明瀬は引っ張り傾向の打撃にあり、本塁打も、クリーンヒットも放った。昨年から変化を感じられたのは振り出す時に腰の開きが抑えられていること。打つときに腰が開きすぎてしまい、打つコースが絞られ、変化球の対応に課題が感じられた。

 

夏での打撃をみると引っ張り傾向であることは間違いないが、だいぶボールに対してのアプローチが良くなった。
もちろん、NPBの世界では二軍でも140キロ後半の速球を投げる投手が多く、1年目から成績を残すのは難しく、打率2割前後、三振も多いタイプかもしれない。ただ技術的につかめば、高卒2年目、もしくは3年目で二軍で二桁本塁打。そして4年目以降から一軍で実績を残せるタイプではないか。

明瀬 諒介(みょうせ・りょうすけ)
日本ハムドラフト4位
右投げ右打ち
183センチ87キロ
寸評:高校通算49本塁打のスラッガー。投げては140キロ後半の速球を投げる強肩も光る。
大阪府出身
中学所属チーム:大阪狭山シニア
高校:鹿児島城西
1年夏からベンチ入り
1年秋は九州大会に出場。
2年夏は主に4番ファーストで1本塁打を記録。
3年春は九州大会出場で特大本塁打を放つ。
3年夏は鹿児島大会準決勝敗退

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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