News

最強育成球団・徳島ISが明かす「新入団3投手育成プラン」、ドラフト指名漏れから「ドラフト1位」を目指す秘策とは?

2023.11.28


「徳島に行けば、なんとかなる——」
球界で話題の圧倒的な育成力を誇る徳島インディゴソックス。11年連続ドラフト指名、2023年6人同時指名という偉業を成し遂げている同球団が27日、3人の選手の特別合格者(*)を発表した。今回で3度目の新入団選手発表により、計17人が新たに球団に加わり来年のドラフト指名に向けてしのぎを削ることとなる。
徳島の育成力を支えているのが、「鍛えて勝つ」という育成方針だ。球団が運営するトレーニング施設「インディゴトレーニングハウス」で、選手たちは徹底的にフィジカルを鍛える。同時にしっかりした理論をもとに技術をアップさせ、試合で高いパフォーマンスを実現。ドラフト指名に結び付けるのだ。
NPB入りを目指す3選手の育成プランについて、荒井健司・球団オーナー兼GMに聞いた。
(*特別合格者とはトライアウトとは別に、個人に合格通知が伝えられた選手のことを言う)

篠崎 国忠「日本を代表する投手に」
篠崎 国忠投手(修徳)は192センチで最速148キロ右腕。メジャーも注目した今年のドラフト候補だった。惜しくも指名漏れだったが、素材は一級品だ。
「スケールが大きい選手ですので、将来日本を代表するような投手に育ってもらいたいです。そのためには来シーズンでの完成を求めるのではなく、中長期目線長く野球をやるための心技体の土台を徹底的に、丁寧に、作っていければなと思っています。」(荒井オーナー兼GM・以下同)
善家 朗「投手と野手共にセンスが抜群!二刀流にも期待か⁉」
善家 朗投手(宇和島東)は、最速143キロの右腕。その類まれなセンスから投手も野手もできる万能さがウリ。プロのスカウトの間では野手としても評価が高かった。
「野球センスが抜群で、投手としても遊撃手をしても魅力的で可能性があります。いろいろな方向性を模索していきたいです。彼もまだまだ身体もできていないので、野球選手の前にアスリートとして、しっかり身体を作り、大きく育ってもらいたいと考えてます。」
宮路 悠良「ラストチャンスをかけた155キロ右腕」
宮路 悠良投手(東海大高輪-東海大学-ミキハウス)は最速155キロを誇る剛腕、160キロを投げるポテンシャルを秘めている。
「年齢的にも来年がラストチャンスになります。残された時間をしっかり意識して24時間を有効活用し、怪我せずに1年間突っ走ってもらえればと思います。来年25歳の歳ですがフィジカル的に伸びる要素を残しています。圧倒的な成績とまだまだ底知れぬポテンシャルを感じさせるパフォーマンスを期待します。」

第1次の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら
第2次の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.10

仙台育英卒業生の進路は超豪華! 主将はプロ入り、主力は早大、明大、中大ら名門へ進学し、すでにデビュー組も多数!

2024.06.09

徳島招待試合2日目は天候不良のためノーゲームに、第2試合も中止を発表

2024.06.09

大阪桐蔭、敗れる! センバツ8強・阿南光の吉岡を攻略できず、エース平嶋は7回被安打10【徳島招待試合】

2024.06.09

【大学選手権注目選手リスト】ドラフト指名漏れの真鍋慧(大商大)ら大物ルーキーが全国デビュー! 青学・西川&大商大・渡部のドラ1候補スラッガー、早大・伊藤、仙台大・渡邊ら3年生の好投手も登場!

2024.06.10

【大学選手権注目ドラフト候補・野手編】”飛び級日本代表”の青学・西川に大商大・渡部ら全国のスラッガーが神宮に集結!

2024.06.08

慶應義塾が15安打12得点で強打健在も投手陣に不安 先発小宅は5回途中で降板【香川招待試合】

2024.06.04

神村、鹿実の壁を破れ! 国分中央は「全力疾走・最大発声・真剣勝負」で鹿児島の頂点を狙う

2024.06.10

仙台育英卒業生の進路は超豪華! 主将はプロ入り、主力は早大、明大、中大ら名門へ進学し、すでにデビュー組も多数!

2024.06.05

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在36地区が決定、徳島の第1シードは阿南光!第2シードに池田!<6月5日>

2024.06.06

大阪桐蔭が選抜ベスト8の阿南光ら4チームと対戦!<招待試合>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得