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松尾汐恩(大阪桐蔭-DeNA)、ドラフト1位を決定づけた「決勝戦の猛打」<思い出の明治神宮大会>

2023.11.16


DeNAの22年ドラフト1位・松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)が、フェニックス・リーグに参加中の10月下旬、プロ初の契約更改を終え、現状維持の1100万円(金額は推定)でサインした。

鳴り物入りでプロの世界に飛び込み、ひたすら「全力疾走」した1年だった。春季キャンプのシート打撃で「2打数2安打」の逸材ぶりを発揮。イースタン・リーグではサイクル安打も達成するなど、104試合に出場した。リーグ2位となる376打席で打率.277、7本塁打、51打点と高卒プロ1年目の捕手としては「合格点」をもらえるような成績だった。

6月には1軍にも昇格した。打席に立つことはなかったが、だからこそ、1軍での活躍をあらためて心に強く誓ったことだろう。
思い返せば、2年前の明治神宮大会。初優勝をかけた決勝で松尾は大暴れしていた。広陵(中国)相手に、2発を含む5打数4安打4打点で勝利を導いた。4回の第3打席で左翼席へ3ランを放てば、7回の第5打席でソロを放った。

この明治神宮大会では3試合を戦い、毎試合安打の13打数8安打、打率.615をマークした。打つだけでなく、強力投手陣をリードする役目としても、その才能をいかんなく発揮。3番・捕手としてチームの大会初優勝の立役者を演じた。1年後、22年のドラフトで1位指名されるのは、この時すでに約束されていたようだった。

松尾は甲子園で2年春夏、3年春夏と4度甲子園を経験した。甲子園通算でも史上10人目となる通算5本塁打をマークしているが、そのうちの4本は3年の春と夏。2年秋の明治神宮大会での2発を自信にして、3年から大舞台で本塁打を量産したことになる。

来季、プロ2年目を迎える松尾が、「思い出の神宮」が舞台となるヤクルト戦で、昔のように大暴れする日が来るかもしれない。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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