試合レポート

【関東】常総学院またも打線爆発! 花咲徳栄を破る、主砲・武田が1本塁打3安打〈秋季大会〉

2023.10.24


〈第76回秋季関東地区野球大会:常総学院10ー5花咲徳栄〉♢22日♢準々決勝♢栃木県総合運動公園野球場

常総学院(茨城1位)と花咲徳栄(埼玉1位)の対決は、序盤は点の取り合いとなった。
1回、1死一、二塁の場面で4番・武田 勇哉内野手(2年)の左前適時打で先制する。しかし2回、花咲徳栄は4安打などで4点を取り逆転に成功したがその裏、常総学院が5安打などで4点を返し5対4となるも、3回に1点を取られ5対5の同点。その裏2点を返し7対5と常総学院が2点リードで序盤を終える。
4回以降、互いに序盤の勢いは無くなったものの常総学院は5回、スクイズなどで2点を返し9対5となり6回には、4番・武田が左翼席に飛び込むソロ本塁打で10対5となる。
常総学院は4回以降、投手陣が踏ん張り9回まで得点を与えず最後は併殺で試合を締めた。

この試合、常総学院の先発・小林 芯汰投手(2年)の投球は悪くはなく、それ以上に花咲徳栄打線が強力であった。島田監督も「小林は初回、テンポ良く3人で抑えたのでいけるかなと思いましたが、想像以上に花咲徳栄さんの打線が強力でした」とここぞの場面ではしっかりと花咲徳栄打線が小林の球にしっかりとコンタクトしていた。
打撃では4番の武田を中心とした攻撃で17安打と初戦に引き続き2桁安打を記録、その中でも武田は3安打1本塁打と活躍を見せた。「打ったのは真っ直ぐです。監督さんから逆方向の意識と言われていていましたが、インコースにきたので反応で上手くスタンドまで持っていけました」と話した。

常総学院はこれで2020年以来、3年ぶりのベスト4入りを決めセンバツ出場に大きく前進した。28日には準決勝で作新学院(栃木1位)と対戦予定、準決勝では作新学院のエース・小川 哲平投手(2年)を攻略できるのか常総学院打線に注目したい。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

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