プロ選手からも好評の声!「振りやすさ」重視の3シリーズの新基準バットに注目
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2024年、高校野球は新しい時代に入る。バットの基準が変わり、今まで以上に飛びにくくなることが、既にあらゆるところで報じられている。
各スポーツメーカーも発売を開始し、日本高校野球連盟も各校へ2本ずつ支給するなど、着実に準備が進んでいる。
重さは900グラム前後と変わらないものの、従来のバットと比較して最大で3ミリほど細くなり、断面の厚さは1ミリほど厚くなる。こうした工夫を施すことで、トランポリン効果というものを抑えて反発を弱くするというのだ。
その他にも「インパクト時の感触が重たくなった」など、飛びにくくした分だけ違和感を覚えている選手は多い。「木製バットに近い」と話す指導者もいる。
一方で「細くなった分、以前に比べて振り抜きやすい」「飛びにくくなっても、振り抜きが良い分、しっかりとスイングをすれば、強い打球が飛ばせると感じた」と振りやすさが増したという声もある。
スポーツメーカー・ミズノも、この「振りやすさ」という点にフォーカスして、今回の新基準バットから新たに3種類のシリーズを展開し始めた。
1つは不動の人気シリーズであるVKONGシリーズ。3つのシリーズの中では最もバランスが取れたデザインとされており、迷った時は今後もVKONGシリーズを使えばよさそうだ。
このVKONGシリーズを基準にして、2つのシリーズが新たに登場した。
G×Pシリーズと呼ばれるバットは、ヘッドの重みを利用するような振りが特長となっている。ミズノの公式ホームページの特設サイト内では、ヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)が、ヘッドの効きに対して好感触を示すコメントをしているほど、ヘッドの重みを使えるようだ。
対してI×Cシリーズと呼ばれるバットは、操作性を重視した振りの軽さが特長。このバットに対しても、同サイト内では、ソフトバンク・近藤 健介外野手(横浜高出身)が手元に重心があるように感じられる、とコメントするなど、操作性の良さを感じているようだった。
打感や握ったときの感触など、選手よってバットを選ぶポイントは違うだろうが、スイングした時に感触を大事にしている選手は比較的多いのではないだろうか。機会があれば、一度ミズノから発売した3つのバットの振り心地を体感してはどうだろうか。