【東京】 都立紅葉川、明大明治を撃破、エースのフィールディングが光る〈秋季大会〉
【東京】 都立紅葉川、明大明治を撃破、エースのフィールディングが光る
〈令和5年度秋季東京都野球大会:都立紅葉川3ー1明大明治〉♢8日♢1回戦♢コトブキヤスタジアム
都立紅葉川の先発は樋口 智大投手(2年)、明大明治は長谷川 獅音投手(2年)と互いにエース同士のぶつかり合いとなった。
試合は2回に動く、都立紅葉川が失策と暴投で2点を追加し2対0。しかし、ここから互いになかなか点が取れず、7回まで2対0と互いの投手が力投を見せる。
8回、明大明治が仕掛け3本の安打などで1点を返し、1対2と1点差に詰め寄る。しかしその裏、都立紅葉川は5番・生沼 英寿外野手(2年)の中前適時打で1点を加え3対1として、都立紅葉川の先発・樋口が1失点の好投で都大会初戦を勝利した。
都立紅葉川の先発・樋口はチェンジアップ、スライダー、カーブを巧みに使い明大明治打線に的を絞らせない投球であった。樋口も「自分の強みは打者に狙い球を絞らせないことと、相手打者のペースに持ち込まないことです」と語るように、11安打も打たれたもののピンチでは上手く打者をかわしていた。
さらに、樋口は投球だけではなくフィールディングも華麗で、この試合3つも三塁線の犠打を三塁で封殺するなど、ピンチを自分で切り抜けていた。
樋口の投球はアバウトではあるが、変化球も直球もしっかりとストライクは取れていた。しかし今日の投球に樋口自身納得がいっておらず、「試合の入りから最後まで制球力が定まりませんでした。自分は球速がない代わりに制球力を大切しているので、今日みたいな投球が続くと簡単に大量失点などに繋がってしまうため、調子が悪いなりにもしっかりとコントロールできるように練習していきます」とさらなる成長を誓った。
都立紅葉川は14日に都立昭和と対戦が予定されている。樋口がどこまで投げ切れるのかが勝敗のカギとなる。