試合レポート

【愛知】1回戦 修文学院 vs 名古屋

2023.09.10


<第76回愛知県高校野球大会:名古屋 13−3 修文学院(5回コールド)>◇9日◇1回戦◇豊田市運動公園野球場

両チーム合計17安打を記録したこの試合。両者のヒット数の差はわずかに3本だったが、要所を締めた名古屋が10点差で見事なコールド勝ちを決めた。

初回に6番・後藤 大輝捕手(2年)の2点適時打などで名古屋が4点を先制。2回には1死一、三塁から失策で修文学院に1点を許すも、その裏、6番・後藤が前の打席に続いて3点適時打を放ち、6点差に突き放す。

3回、修文学院は1死から2番・太田 敦貴内野手(2年)が二塁打でチャンスを作ると、3番・永井 梁道内野手(2年)の2点適時打、5番・長澤 魁士投手(2年)の適時打で、4点差へ詰め寄る。しかし、4回以降は得点を奪えず逆転には至らなかった。

4回に打者一巡の猛攻で6点を追加した名古屋が10点差とし、5回コールド勝ちを収めた。

勝利した名古屋は、3回に連続安打を浴び2失点した直後の連続三振など、先発した高砂 一貴投手(2年)の落ち着いた丁寧な投球が印象的だった。また、3打数3安打5打点の活躍を見せた6番・後藤の右中間を意識したような逆らわない打撃を次戦も期待したい。

敗れた修文学院は、守備や走塁でもったいないミスがあったものの、4者連続安打など中軸を中心に個々の能力の高さを感じる瞬間が多々あった。創部2年目の若いチームだけに、この経験を次に生かした伸びしろに期待だ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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