試合レポート

【千葉】2回戦 市立船橋 vs 稲毛

2023.08.19


市立船橋が機動力と打撃力で、10得点のコールド発進

〈第76回秋季千葉県野球大会予選:市立船橋10ー0稲毛(5回コールド)〉♢19日♢2回戦♢船橋市民球場

市立船橋は次の塁への意識が高く、単打の当たりでも二塁打にしていた。海上監督も「次の塁を狙う積極的な攻撃ができていて良かった。しかし新チーム初の公式戦とあってか試合の入りは動きが硬く、緊張している選手が何人かいました。2回以降はしっかりと攻められました」と語るように初回は1死三塁のチャンスも作るも、3、4番が機能していなかった。2回からは毎回得点をして良いゲーム運びをしていた。

先発の宮永 千聖投手(1年)は、4回まで投げ1安打1四球無失点と、落ち着きのある投球をしていた。海上監督も「しっかりと投げてくれて試合を落ち着かせてくれた」と宮永を評価した。

試合は市立船橋が2回に2点、3回は3本の長打などで3点、4回は9番・矢口 奏良内野手(1年)の犠飛で1点、5回は四死球を含め、7番・小林 遼内野手(2年)の右越え二塁打で2点を取るなど、10対0の5回コールドで試合を決めた。

良い展開に試合を進めることができたと感じたが、市立船橋の兼川 加風斗主将(2年)はそう感じなかったという。「試合の入りが全くダメでした。監督さんに言われてから、やっとそれなりに自分達の展開に持って行けた。次戦では初回から自分達の試合をやります」と厳しい自己評価だった。

海上監督も「試合の入りは消極的でした。ミスをしてもいいから積極的なミスをしろと伝えそれから良くなった。あと、気持ちのコントロールもできていなかった」と主将に続いて厳しい意見で答えた。

初戦を終え気持ちの面も大切と感じ、変化が見えた市立船橋の選手達。次の対戦は22日となり、千葉敬愛柏中央の勝者と戦う予定だ。次戦では初回の入りに注目したい。

 

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.18

神奈川20日に準々決勝!春の王者・武相は唯一のノーシード横浜隼人と、横浜は秋の王者・桐光学園と対戦

2024.07.18

熊本で8強決定!九州学院、熊本工らが進出、進学校・熊本の粘りもあと1歩届かず【2024夏の甲子園】

2024.07.18

大分では明豊、大分、津久見などベスト16決定!高田、大分上野丘の快進撃に期待【2024夏の甲子園】

2024.07.18

兵庫では報徳学園、東洋大姫路がベスト16入り、甲南が9回3点差逆転のサヨナラ勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.18

栃木16強決定!白鷗大足利を破った波乱の主役・鹿沼商工の快進撃に期待【2024夏の高校野球】

2024.07.14

甲子園通算19度出場・享栄が初戦敗退 1点差でまさかの敗戦【2024夏の甲子園】

2024.07.13

四国の夏を盛り上げる逸材20名! 全国注目の四国BIG3から「東大野球部か医者か」の秀才、名門・池田の小さな大エースまで【逸材選手リスト】

2024.07.15

ノーシード・二松学舎大附が2戦連続で延長戦を制す【2024夏の甲子園】

2024.07.13

モイセエフ擁する豊川、初の夏の甲子園へ戦力向上中! カギは超高校級スラッガーの前、投手陣は急成長 センバツの雪辱をはたすか!?【注目チーム紹介】

2024.07.15

プロ注目153キロ右腕が3回戦で姿消す 好リリーフ見せるもあと1点及ばず【2024夏の甲子園・兵庫】

2024.07.08

令和の高校野球の象徴?!SJBで都立江戸川は東東京大会の上位進出を狙う

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」