【千葉】2回戦 市立船橋 vs 稲毛
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市立船橋が機動力と打撃力で、10得点のコールド発進
〈第76回秋季千葉県野球大会予選:市立船橋10ー0稲毛(5回コールド)〉♢19日♢2回戦♢船橋市民球場
市立船橋は次の塁への意識が高く、単打の当たりでも二塁打にしていた。海上監督も「次の塁を狙う積極的な攻撃ができていて良かった。しかし新チーム初の公式戦とあってか試合の入りは動きが硬く、緊張している選手が何人かいました。2回以降はしっかりと攻められました」と語るように初回は1死三塁のチャンスも作るも、3、4番が機能していなかった。2回からは毎回得点をして良いゲーム運びをしていた。
先発の宮永 千聖投手(1年)は、4回まで投げ1安打1四球無失点と、落ち着きのある投球をしていた。海上監督も「しっかりと投げてくれて試合を落ち着かせてくれた」と宮永を評価した。
試合は市立船橋が2回に2点、3回は3本の長打などで3点、4回は9番・矢口 奏良内野手(1年)の犠飛で1点、5回は四死球を含め、7番・小林 遼内野手(2年)の右越え二塁打で2点を取るなど、10対0の5回コールドで試合を決めた。
良い展開に試合を進めることができたと感じたが、市立船橋の兼川 加風斗主将(2年)はそう感じなかったという。「試合の入りが全くダメでした。監督さんに言われてから、やっとそれなりに自分達の展開に持って行けた。次戦では初回から自分達の試合をやります」と厳しい自己評価だった。
海上監督も「試合の入りは消極的でした。ミスをしてもいいから積極的なミスをしろと伝えそれから良くなった。あと、気持ちのコントロールもできていなかった」と主将に続いて厳しい意見で答えた。
初戦を終え気持ちの面も大切と感じ、変化が見えた市立船橋の選手達。次の対戦は22日となり、千葉敬愛と柏中央の勝者と戦う予定だ。次戦では初回の入りに注目したい。