試合レポート

都立千歳丘vs錦城

2023.03.21

都立千歳丘が今チーム初白星で念願の都大会へ!3番・福田に先制2ラン

都立千歳丘vs錦城 | 高校野球ドットコム
先制の2ラン本塁打を放った3番・福田航汰(都立千歳丘)

<春季都大会1次予選:都立千歳丘8ー5錦城>◇21日◇代表決定戦◇日大二グラウンド

 昨秋は未勝利に終わっていた都立千歳丘が今チーム初勝利で春の都大会への切符をつかんだ。

 初回、3番・福田 航汰内野手(3年)の2ランで先制した。立ち上がりの制球に苦しんでいた錦城の先発・市川 大敏投手(2年)の置きにきた直球を振り抜くと、打球は左翼フェンスを越えた。頼れるクリーンアップの公式戦初本塁打で試合の主導権を握った。

 中盤まで5点のリードを奪うも、錦城の反撃を受け、2点差まで詰め寄られる。最終回には2点を追加し、裏の攻撃でも1失点を喫したが、8対5で逃げ切った。

 「力の差はないチーム同士だったので、なんとか逃げ切れてよかった」とチームを率いる池田 総司監督は初勝利に安堵の表情だった。試合前のテーマに掲げていた「打線の積極性」を実践することができ、都大会への弾みをつける内容だった。

 都大会の初戦は東東京の実力校・東亜学園と対戦する。「強いチームが相手ですが、1試合でも多く試合ができるように」と観客が入った球場での試合に士気を高める。「OBたちからも試合を観に行きたいと連絡をもらっているので」と1次予選は保護者のみ観戦可能だったが、都大会ではOBや関係者の声援も増えそうだ。「1試合でも多く試合をしてたくさん球場に来てもらえるように」と一戦必勝に力を込めた。

(取材=藤木 拓弥

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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