阪神、ロッテの未来のエース候補同士が死闘！田中VS茨木秀の夏頂点ドラマに感動＜新潟＞
茨木秀俊、田中晴也
2023年、今年も多くのドラマに期待だ。昨年は全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの2022年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
新潟県の夏決勝では好投手の好勝負にファンが燃えた。帝京長岡と日本文理の頂上決戦。日本文理の150キロ右腕、田中 晴也投手（3年＝ロッテ3位）と、帝京長岡の147キロ右腕、茨木 秀俊投手（3年＝阪神4位）のハイレベルの投げ合いは、延長11回の激戦となり、日本文理が2対1でサヨナラ勝ちを収めた。茨木が142球6安打8奪三振の好投を見せれば、田中も負けじと151球3安打9奪三振の好投を見せた。最後まで両投手の意地がぶつかり合う、後世に語り継がれるような投げ合いだった。ともにドラフトで指名された右腕。ロッテと阪神のエースとして、再び投げ合う日が訪れるかもしれない。
春は東京学館新潟が初優勝を収め、秋は新潟明訓が18年ぶりの優勝を収めた。日本文理の強さが目立つ新潟だが、新たな風も吹いているのは確か。田中、茨木秀に次ぐ、好投手、好ゲームが生まれることを期待する。
2000年以降、夏甲子園では日本文理と新潟明訓しか勝利していない。センバツにいたっては新潟県勢で勝利したのは日本文理しかない。新星チームの台頭にも期待したい。
▽2022年新潟県代表の甲子園成績
★センバツ 出場なし
★夏甲子園
日本文理 初戦敗退
1回戦●0－11 長崎海星（長崎）
▽新潟県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 東京学館新潟
準優勝 日本文理
4強 中越
新潟明訓
8強 北越
高田北城
村上桜ヶ丘
新潟工
【選手権】
優勝 日本文理
準優勝 帝京長岡
4強 中越
北越
8強 新潟
新潟明訓
東京学館新潟
開志学園
【秋季】
優勝 新潟明訓
準優勝 中越
3位 東京学館新潟
4位 日本文理
8強 新潟江南
新発田中央
北越
新潟
（記事：浦田 由紀夫）
