Column

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心

2022.06.29

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心 | 高校野球ドットコム
古川晴翔(岐阜第一)、瀬戸亮太(中京)、五島幹士(大垣日大)、井上 悠(県岐阜商)

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心 | 高校野球ドットコムトーナメント表
岐阜大会の組み合わせ

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心 | 高校野球ドットコム全国の日程・結果一覧
第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧

 ここ数年の岐阜県は昨年春夏連続出場を果たした県岐阜商と今春のセンバツ出場校大垣日大。3年前の夏の甲子園に旧校名中京学院大中京で甲子園ベスト4となっている中京。さらに、今春の県大会優勝校で昨秋も3位校で東海大会に出場している岐阜第一の4校が安定して上位校となっている。この夏も、この4校が中心となっていくことは間違いない。これに、春に県岐阜商を下している帝京大可児や市岐阜商、大垣商などが上位を窺いそうだ。そんな岐阜大会を組み合わせから展望してみた。

 岐阜大会は、ベスト4までの組み合わせが決まって、準決勝以降は再抽選ということになる。

名将率いる岐阜第一が悲願を狙う

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心 | 高校野球ドットコム
岐阜第一・古川 晴翔

 春季大会で優勝した岐阜第一は、福知山成美で何度も甲子園出場を果たしている田所孝二監督が就任して7年。そろそろ、岐阜で甲子園出場を果たしたいところであろう。昨年も春は準優勝、秋は3位と安定している。そして、今春は悲願の優勝を果たして、東海大会でも準優勝だった。秋のエース弘川 泰暉が肘の故障で離脱していた間に古川 晴翔が成長したのも大きい。元々は内野手だった中島 嵐に、その名の通り後ろの抑えとして投げる後守 叡らで春を戦ったが、これに加えて弘川が復調してきたのは大きい。初戦の相手は岐阜各務野だ。名門岐阜益田清風などもいる。

 このゾーンでは、岐阜聖徳学園がもう一つのシード校だ。岐阜聖徳は打力に自信を持っている。その初戦の相手は、19年秋の3位校大垣西で、好試合が期待できそう。

 準優勝の大垣日大は初戦の相手が美濃加茂となった。大垣日大はセンバツ出場時の五島 幹士山田 渓太の左右の柱に加えて、昨夏は1番を背負っていた183センチの左腕三松 将也が復調してきたのは大きい。連戦を考えると、阪口 慶三監督としても心強いだろう。美濃加茂は、春はコロナの影響で出場辞退となってしまったが、昨秋はベスト8と力はあるだけに、大垣日大の初戦は大変興味深い。

 反対のヤマでは春は準々決勝で帝京大可児に屈した県岐阜商がいる。2年連続出場を狙う県岐阜商は、エース井上 悠が最速147キロを表示し、打線の中心伊藤 颯希も好調だ。大垣日大との準々決勝までの道のりでは曽我 憲伸西堀 空らの打線に定評のある東濃実竹田 悠将投手が丁寧な投球をする岐阜総合学園あたりが来そうだ。

 昨秋は準々決勝で、今春は準決勝で大垣日大に共に0対1で敗れたが第一シード権を得た帝京大可児。力は、安定していると言えよう。左腕山岡 航大と小柄な右腕ながら最速144キロを記録している鈴木 孝介の両投手の継投で勝ち上がっていくのがパターンとなっている。佐野 琉斗安積 杏汰の中軸も長打力があり、この前にいかに走者を溜めていかれるかがカギとなりそう。春季大会で県岐阜商に快勝したのも自信になっているはずだ。準々決勝までには機動力のある関商工麗澤瑞浪あたりが相手となりそうだ。

[page_break:春は準決勝で出場辞退だった中京も逸材揃い]

春は準決勝で出場辞退だった中京も逸材揃い

今年も大垣日大、岐阜第一、中京、県立岐阜商の4強が中心 | 高校野球ドットコム
中京・瀬戸亮太

 反対のヤマでは、19年秋、20年秋に準優勝、昨春もベスト4と安定している大垣商がシードとなっている。182cmで球威のある白井 崇真とリーダーシップのある河瀬 和輝主将のバッテリーが引っ張る。このゾーンでは旧岐阜三田時代から通算して夏3回、春1回の甲子園出場実績のある岐阜城北や、近年徐々に実績を上げてきている飛騨高山加納などもいる。

 春は準決勝まで残り第一シード権を獲得しながらも、ここでコロナで辞退となってしまった中京。昨年秋は優勝をしており、今春も優勝候補筆頭だっただけに、選手たちは悔しい思いだったであろう。県大会では7回参考記録ながら岐阜聖徳学園相手にノーヒットノーランを記録した瀬戸 亮太はじめ、花川 元信吉永 聖也の長身コンビも力は十分だ。さらには、菅澤 宙堀下 翔伍の両左腕もいて、投手陣の層は厚い。一発もある好捕手の根津 康生も注目選手だ。

 準々決勝では春8強入りしてシードの市岐阜商か西濃の暴れん坊と言われ、昨夏も岐阜第一を下している海津明誠が相手となるだろう。市岐阜商は小柄ながら歯切れのいい投球をする森永 輝と昨年からの経験値が高い大林 永愛が投打の軸。海津明誠は昨年も投げている左腕の和田 貴英と右サイドの小林 賢人の投手陣と、巧者清水 翼と勝負強い阿部 颯太が引っ張る打線とが噛み合えば、面白い存在になりそうだ。

 いずれにしても、近年の安定した4強の大垣日大と県岐阜商、岐阜第一中京の一角に、どこが食い込んできて、準決勝以降の戦いとなっていくのか。興味深いところである。

(文=手束 仁

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.02.21

前川右京&田村俊介「高卒3年目スラッガーコンビ」は金本&前田の伝説打者たちの再来か!?

2024.02.21

センバツ出場32校のユニホームを調べてみた! 漢字とローマ字どっちが多い?ワセダ文字は5校も! レッドソックス風も登場!

2024.02.21

準硬式の球春到来を告げる関東大会!連覇狙う帝京大、名門・中央大が軸 シード校に喰ってかかる4校も注目<田中裕毅の”準硬ドットコム”第8回>

2024.02.21

ヤクルト1位・西舘を輩出した専修大が卒業生の進路を発表!指名漏れ外野手はヤマハ、神宮大会優勝経験のアンダースローは軟式転向!

2024.02.21

【三重】三重の初戦の相手は?<春季大会南地区予選組み合わせ>

2024.02.20

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.02.16

【関西地区高校・大学監督人事】天理の名将・中村良二氏が大阪学院大に、後任は天理大6連覇指揮官! 近大、関大、立命大なども監督交代!

2024.02.17

センバツ出場・豊川の練習環境がスゴい!公営球場並のグラウンド、雨天練習場、寮も完備! 注目スラッガー・モイセエフ擁して春に旋風を巻き起こす!

2024.02.17

名門・日立製作所が新人5人を発表!慶大のトップバッター、東海大の主将などが実力派が加入!

2024.02.19

国士舘大卒業生進路判明!大阪桐蔭出身内野手がバイタルネット、甲子園準優勝外野手は徳島インディゴソックスへ!

2024.02.20

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.01.26

東海地区で起きた逆転現象!なぜ事前予想を覆して宇治山田商が2枠目、愛工大名電は3枠目になったのか?

2024.02.02

【大学野球卒業生進路一覧】 2023年の大学野球を盛り上げた4年生たちの進路は?

2024.02.16

【関西地区高校・大学監督人事】天理の名将・中村良二氏が大阪学院大に、後任は天理大6連覇指揮官! 近大、関大、立命大なども監督交代!

2024.01.28

‘24年センバツ出場監督勝利数ランキング! あと1勝で「歴代トップ」大阪桐蔭・西谷監督、チームを変えて甲子園に帰ってきた名将2人、伝説のチームを率いた指揮官たちがそろって出場!