日本ハムの二刀流・上原、チャレンジ1歩目から好スタート
明治大時代の上原 健太
新たな挑戦へ、好スタートを切った。今季から投打の二刀流に挑戦中の日本ハム・上原 健太投手(広島広陵出身)が8日、今キャンプ初の対外試合となる阪神との練習試合で、1イニングを完全に抑えた。
191センチの長身を生かした角度のある直球と、多彩な変化球を駆使する大型左腕が、しっかり結果を残した。昨年秋から正式に二刀流に挑戦しているが、まずは投手として競争に入っていけるところを見せつけた。
6回から登板すると、遊ゴロ、見逃し三振、空振り三振と3人で打ち取る見事な投球だった。特に、注目の左スラッガー、佐藤 輝明内野手(仁川学院出身)をフルカウントから外角への速球で見逃し三振を奪った。左投手として、左の強打者を打ち取れたことは首脳陣へアピールする意味では大きな価値があった。この日、佐藤は1、2打席とも安打を放ち好調だっただけに、上原の株はさらに上がった。
投手として、最初の結果を出すことには成功した。今後は、打者としての結果も狙っていくことになる。2018年にはプロ初安打が本塁打だった上原。これから足もある強打者として、BIGBOSS新庄監督にアピールすることができるか。