千葉商vs小見川
千葉商・後藤主将が4番抜擢に発奮「バット短く」3安打3打点
千葉商4番・後藤 洸輝
23日、[stadium]船橋市民球場[/stadium]の第一試合では、秋季千葉県大会地区予選の代表決定戦、千葉商と小見川の一戦が行われた。曇天の中、試合がスタートすると1回裏が終了すると同時に激しい雷雨となり試合は一時中断。約1時間ほどの豪雨でグラウンドはたちまち湖となった。しかし球場の水捌けはよく、また千葉商と小見川、そして第二試合で登場する日体大柏の3校の選手たちによるスポンジを使った懸命な水抜きにより、約2時間後に再開した。
再開直後、千葉商が4番・後藤 洸輝の適時打などで2点を先制する。そして3回には4連打(四球挟む)で4点を加え、7回にも6安打を集め7得点とビックイニングを作った。繋がりを見せた打線について、杉脇 義久監督は「力がないので逆方向にしっかりとした打球を打つ練習をしてきました。その成果が出たのかなと思います」と語った。チーム全員バットを短く持つことを徹底し、この試合はセンターから逆への打球が目立った。
初戦は7番だった主将の後藤 洸輝はこの試合は4番に抜擢された。168センチ85キロと、どっしりとした体格の後藤も、バットを短く持ち、6回の第4打席では右翼線へ適時三塁打を放った。「大きいのは狙わずに繋ぐ打球を意識していました」と自分達が目指している打撃ができた。2本の三塁打を含む3安打3打点と4番の仕事をした。
それでも「長く持てるように、バットを扱える力をつけていきたい」とレベルアップを目指す。県大会では「繋ぐ野球を心がけてやっていきたいです」と力強く答えた。
(記事=藤木 拓弥)