Interview

目標は鈴木誠也選手。熊本屈指のスラッガー・百崎蒼生は東海大相模でプロを目指す

2021.03.28

 熊本のスラッガーが、いよいよ高校野球の舞台に踏み出していく。
 熊本泗水ボーイズの百崎蒼生選手は、中学通算19本塁打の長打力が持ち味のスラッガー。179センチ・77キロの屈強な体格を持ち、50メートル走は6.2秒の俊足、また強肩も大きな魅力で、強打の内野手として活躍が期待されている。

 そんな百崎選手はどんな成長をし、また高校野球ではどんな目標を掲げているのか?

打てて、走れる鈴木誠也選手が目標

目標は鈴木誠也選手。熊本屈指のスラッガー・百崎蒼生は東海大相模でプロを目指す | 高校野球ドットコム
熊本泗水ボーイズ・百崎蒼生選手

 熊本泗水ボーイズは、昨年も星子天真選手(大阪桐蔭)、荒木颯太選手(報徳学園)といった好内野手を輩出しており、昨年2月に取材にお伺いさせていただいた。だがその時、彼らを取材する横で衝撃の打撃を見せていたのが、当時まだ2年生だった百崎蒼生選手だった。

 ボールをしっかり呼び込み、中学生とは思えないインパクトでボールを飛ばす。両翼100メートルのHonda熊本グランド左中間スタンド最深部に、推定120メートルの本塁打を叩き込んだこともあり、荒削りながら高校生にも引けを取らない飛距離が大きな魅力だ。

 「バッティングは、他の選手よりも少し結果を残せたかなと思います。ですが、上には上がいると思っているので、今はミート力が上げるために木製バットで練習をしています」

 また、俊足と強肩も大きな持ち味だ。
 大きなストライドで力強くダイヤモンドを駆け回り、また遊撃の守備では三遊間の深い位置からでも強いスローイングを見せる。ポジションに違いはあるが、広島東洋カープの鈴木誠也選手を彷彿とさせる身体能力の高さが魅力だ。

 「足が速くて、バッティングも良い選手と言えば、鈴木誠也選手だと思います。鈴木選手は打撃だけでなく、盗塁も決めることができるので、自分もそんな選手になりたいと思います」

[page_break:守備力向上が今後の課題]

守備力向上が今後の課題

目標は鈴木誠也選手。熊本屈指のスラッガー・百崎蒼生は東海大相模でプロを目指す | 高校野球ドットコム
熊本泗水ボーイズ・百崎蒼生選手

 高校野球での活躍に向けて、百崎選手が課題に挙げるのが守備力だ。
 元々守備力には自信は無かったと話すが、3年生になってからはスローイングの精度の向上など重点的に技術を磨いてきた。

 最近の中学生は、他チームの選手ともSNS等で繋がり交流を深めていると聞くが、百崎選手も県外の選手たちと交流があり、時には守備力の高い選手にアドバイスを求めることもあったと明かす。

 「筑後サザンホークスの江口翔人は、練習試合でとても守備が上手いなと思い、アドバイスをもらいました。ボールへの入り方や、逆シングルの時のグラブの操り方を聞きました」

 高校で活躍するためには、まだまだ実力を伸ばさないといけないと謙虚に自身を見つめる百崎選手。高校は東海大相模に進学予定で、縦縞を纏って甲子園優勝を目標に掲げる。

 「本塁打は50本くらい打って、チームでは1番打者を任されるようになりたいと思います。
 子供の頃から甲子園を目指してきたので、今まで支えてくれた人のために、甲子園の大事な場面で1本打てるような選手になりたいです」

 前田智徳氏や伊東勤氏、松中信彦氏に現役選手では村上宗隆選手など、名選手を多く輩出している熊本。また一人、スケールの大きな打者が熊本から誕生するか注目だ。

(記事=栗崎祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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