Column

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習

2021.02.11

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
松山北のスタメン・ベンチ入り情報

 守備力を武器に戦う今年の松山北は、村上尚弥名越陽人が守備の中心を担う。そして打線は主砲の玉井颯人が中心に座る。打順は3、4番に座るが、打率を残せる打者として活躍。つなぎ役としてチームを牽引する。また、松山北をはじめとした松山南松山西松山東との4校対抗戦ではMVPを受賞するなど、結果を残してきた玉井の活躍が春以降も見逃せない。

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
村上尚弥

 そして松山北にはもう1人の玉井がいる。1番ショートで出場する玉井来生は、1番打者として打線の火付け役を担う。内野手の中心でもあることから、攻守の要ともいえる存在。そして、6番としてポイントゲッターを担う前橋顕心は広角なバッティングでチームを支えていく。

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
松山北の練習模様

■108にちなんだ名物の『年越し特訓』

 大晦日に除夜の鐘を108回鳴らすというのはご存知だろう。108回というのは煩悩の数と言われているが、松山北でも108という数字のなぞらえた名物練習がある。それが『年越し特訓』だ。年内練習最終日、松山北はメニューのほとんどを108回に設定する。

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
松山北の練習模様

 素振りばかりは108回では少ないため、1080回にするが、「108球もノックを受け続けるのはやっぱりきついです」とエース・村上が語れば、玉井来生は「煩悩がなくなる感じはあります」とコメント。

 主将の重見太陽は「普段に比べるとやはり多いですが、やっていると『年越しなんだな』って思いますね」と松山北にとっては『年越し特訓』なくしては新年を迎えられない名物練習になっている。

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
松山北の集合写真

■各リーダーを作り、レベルアップを図る

 そんな松山北には主将の他にもバッティング、守備、走塁でリーダーを設けているのが特徴的だ。秋の大会での敗戦をきっかけに取り組み始めたとのことだが、そのリーダーを中心にメニューや目的を考えて実施。

 こうすることで主体的に取り組むようにしているが「凄く充実したなかで練習ができています」と重見主将は効果を実感。バッティング長の玉井颯人も「例年とは違った工夫をしながら練習ができている」とコメントしている。凡事徹底をテーマに、打倒私学に燃える松山北。秋は城南に守備のミスから崩されて敗れたが、基本を見直し土台を作り直して春からの戦いに備える。

(文=田中 裕毅

創立120年超える愛媛の伝統校・松山北の“108“にまつわる練習 | 高校野球ドットコム
今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.21

「10年後、日本の野球界は行きづまる」一人の野球指導者の危機感が、アマチュア球界を変える新リーグを生んだ~野球指導者・阪長友仁のビジョン前編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.6】

2024.06.21

【長野】22日に抽選会!上田西と東京都市大塩尻の「2強」に長野日大が続く、松商学園はノーシードからの「逆襲」へ<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

【岐阜】22日に抽選会!今年の夏も「岐阜商対決」あるか、岐阜第一、関商工にもチャンスは十分<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

【京都】22日に抽選会!京都外大西、京都国際が「両横綱」、龍谷大平安などが追う<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.06.18

激戦区・兵庫の組み合わせ決定!センバツ準V報徳学園は舞子と明石北の勝者と、3連覇狙う社、プロ注目右腕・槙野遥斗擁する須磨翔風など注目校の初戦は!?【2024年夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.24

春季近畿大会注目選手17人! 智辯和歌山の大型右腕、大阪学院大高の全国トップレベル遊撃手、天理のスラッガーコンビら逸材がこぞって出場!

2024.05.23

【鹿児島NHK選抜大会展望】本命・神村学園、対抗馬・鹿児島実、2強の牙城を崩すのは?

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】