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大阪府高野連 独自大会開催を決定!7月18日より開幕

2020.06.06

大阪府高野連 独自大会開催を決定!7月18日より開幕 | 高校野球ドットコム
昨秋の大阪大会覇者・大阪桐蔭(*写真は昨秋近畿大会・明石商戦より)

 大阪府高等学校野球連盟(大阪府高野連)は6日、大阪市内で記者会見を開き、第102回全国高校野球選手権大阪大会の中止を受け、夏に独自大会(硬式)を開催する方針を発表した。
 軟式については現在検討中で、後日決まる。

大会概要は下記の通り。

名称:令和2年大阪府高等学校野球大会
主催:大阪府高等学校野球連盟
後援:日本高等学校野球連盟・朝日新聞社

大会期間:7月18日(土)~8月10日(祝・月)
(無観客試合。ただし、試合当該チームの部員のみ入場が認められる)

会場:府内7球場
([stadium]万博記念公園球場[/stadium]、[stadium]豊中ローズ球場[/stadium]、[stadium]久宝寺球場[/stadium]、[stadium]シティ信金スタジアム[/stadium]、[stadium]南港中央球場花園セントラルスタジアム[/stadium]、[stadium]くら寿司スタジアム堺[/stadium])

試合方法:トーナメント(詳細は今後検討して決まる)

選手登録:30名 (30名の中から、試合当日にベンチ入り20名を決めることができる)

抽選:7月3日(金)連盟役員による代理抽選 

開会式と閉会式:実施しない

 会見では大阪府高野連の吉岡宏会長と伊原登理事長が報道陣の質問に答えた。

 参加校はこれから募るが、中止となった102回選手権大阪大会は171チームが参加を予定していたため、大阪府高野連では170試合程度の試合数を考えている。7月18日(土)に開幕するが、夏休み短縮により各校の授業が予定されている平日は午後(夕方)から各球場1試合ずつ。土曜は午後に2試合ずつ、日曜と祝日は午前から3試合ずつと計画されている。伊原理事長は平日の試合について、「照明設備がない球場は午後3時から、照明設備がある球場は午後4時から試合を開始しようと考えています」と明かした。

 球場については102回選手権大阪大会が予備日を含めて8月1日まで確保できていたため、8月2日以降の球場借用について大阪府高野連は関係各所と交渉。「他の大会が中止になるなどして、偶然借りることができた球場もありました。普段ですと(急に借用するのは)無理な話なのですが、(各団体、各所の)ご厚意もあって借用することができました」と伊原理事長は感謝の気持ちを語った。

 選手登録は30名で、試合ごとにこの中から20名までがベンチ入りできる。20名については、ダッグアウトの広さなども考慮して決められた。

 無観客スタンドには控え部員のみが入場できる。各部員が間隔をとるなど感染予防対策を講じながら着席する。スタンドの座席の数が多くない球場もあり、残念ながら保護者の入場は認められないこととなった。

 組み合わせ抽選会は7月3日に大阪府高野連役員が代理抽選する形で実施される。

 吉岡会長は、「仲間とともに汗を流してきた球児たちに、活躍できる場を与えてあげたい気持ちがありました。本来であれば(選手権)大阪大会ということだったと思いますが、違う形にはなりましたが、彼らの集大成の場としてこの独自大会で力を発揮してもらいたい」と大阪府の球児たちへエールをおくった。

 また、大阪府の吉村洋文知事は自身のツイッターを更新し、「府の高野連が、大阪大会を実施すると発表。府高野連に感謝です。なんとか大阪大会は実現できました。高校球児の皆さん、最後まで諦めず、これまでの成果を出し切って。諦めたらそこで試合終了だよ。これから先の人生も同じ。野球以外の大阪大会、最後の発表の場も実現できるよう引き続き頑張る」とエールと他の競技、文化部の発表会の開催へ向けての決意を記した。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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