Column

奥越明成(福井県) 「歴代の奥越明成高校野球部で最強のチームになる!」

2020.02.24

特色ある4つの学科2コースを設置する、福井県初の総合産業高校


体育館の中でトレーニングをする奥越明成の選手たち

■福井県初の総合産業高校

 平成23年に大野東高校と勝山南高校が統合し開校した奥越明成高校。新しい時代のニーズに対応するため、特色ある4つの学科2コースを設置する、福井県初の総合産業高校だ。

 奥越地区唯一の職業系高校として、工業、商業、家庭生活、福祉という幅広い分野の学科をそろえ、それぞれの学科の専門性をみがくことはもちろんのこと、中学生の皆さんの将来への夢や希望を実現するため、時には学科の枠をこえた学びにも対応できる総合選択制度も導入している。

 今年で開校8年目を迎え、卒業生も800名を超え、奥越地域の産業や文化を担う人材として、大いに活躍している。

■先輩の借りを返せなかった大野戦

 野球部は1年生9名、2年生10名、マネージャーの2名の21名の奥越明成。屋内練習場がないため、シーズンオフの間は校舎内や階段を使ってトレーニングをするなどして、春へ準備を進める。

昨夏福井大会では、1回戦で大野高校と対戦し、1対2で惜敗した。新チームから『攻撃力、体の大きさ、自分たちの野球が出来た時の強さ』を武器に大会に臨んだが、初の公式戦である市長旗杯でも大野高校と対戦し、敗れてしまった。

 その試合を主将の廣瀬楓真も、
 「初回から最終回まで自分たちの野球ができないまま終わってしまいました。先輩たちと挑んだ夏の大会でも同じ大野高校に負け、先輩たちの借りを返したかったけど返せずにとても悔しかったです。」
 と印象に残る試合としてあげるほど、悔いの残った試合であり、間違いなくこの冬のさらなるレベルアップの原動力となっている。

 一方で広島カープに入団した玉村昇悟投手と練習試合で対戦するなど、高いレベルの相手との戦いも廣瀬楓真主将の中では忘れられない試合となっている。

■冬のテーマはメンタルも鍛えること

 甲子園出場を目標に、歴代の奥越明成高校野球部で最強のチームになるというテーマでスタートした奥越明成。現在は、身体を鍛えるのはもちろん、メンタルの強化をオフシーズンのテーマに、10種類の下半身を中心としたメニューを3分ずつローテーションして行うリズムトレーニングなどに取り組んでいる。

 そんな奥越明成を支えてきた選手として主将の廣瀬は、自身と櫻田宏樹廣瀨紳伍明道健志の4人を攻守にわたってチームを支えてくれた選手として挙げた。この選手たちは春、そして夏に向けてもチームを支えるキーマンになる。さらに廣瀬は笹島淳聖のバットコントロールがすごい長所だという。これからも1番打者として粘り強いバッティングをすることに期待したい。

 最後に奥越明成の廣瀬主将残り少ないオフシーズンへの意気込みを伺った。
 「辛いオフのトレーニングをチーム全員で乗り切って、チーム力を上げます!」

[page_break:副主将が語る今の課題]

副主将が語る今の課題


廊下でもトレーニングをする奥越明成の選手たち

 ここからは副主将として奥越明成を牽引する上村大志選手と、櫻田宏樹選手の2人に話を聞きました。

Q.秋季大会など、ここまで試合を通じて見つかった課題を教えてください

上村:守備力、ミート力です。
櫻田:守備力、投手力が課題だと思っています。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化していたところを教えてください。

上村:下半身を中心に強化してきました。
櫻田:まずは体を大きくすること。そのうえで、打撃力、守備力、投手力を鍛えてきました。

Q.応援する方々へ自分に自分のここを見て欲しいと言うのを教えてください。

上村:守備に注目して欲しいです!
櫻田:打撃、走塁、そして体の大きさを見てください!

Q.このオフシーズンの熱い宣言をお願いします!

上村:目標体重をクリアします!
櫻田:オフシーズンに入る前に体格測定し、その時に立てた目標値を超えられるように日々のトレーニングを頑張ります。

 上村選手、櫻田選手ありがとうございました!

「苦しくても辛くても逃げずに雰囲気を上げてやり抜こう」


階段でトレーニングをする奥越明成の選手たち

  ここからは勝矢吉弘監督に話を伺いました

Q.今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 今年のチームは、新チーム結成時に「甲子園出場」という最終目標を掲げスタートしました。この目標は、前チームから主軸を担っていた選手も多く、「決して手の届かない目標ではない」と選手自身で判断して立てた目標だと感じていました。

 指導者としては、体も技能もある程度今の選手たちには備わっていましたので、足りない部分である「心」「気持ち」「メンタル」という点に強化の主眼を置いて取り組みをスタートしました。

 しかしながら秋の県大会初戦、センバツで活躍した啓新高校との戦いを延長11回で落とし、自分たちの弱さを克服できていないことを思い知らされ、冬のトレーニングを「苦しくても辛くても逃げずに雰囲気を上げてやり抜こう」と部員を鼓舞して始めました。

 トレーニングがスタートした11月でして、やはり苦しいトレーニングのときに声が少なくなったり下を向いたりと雰囲気が上がらない日の方が多かったですが、少しずつ体が慣れてきた12月からはトレーニング中に前向きな声が飛び交いはじめ、雰囲気も上がってきました。

 2月に入りトレーニングの仕上げ時期に突入したので、残り1ヶ月さらに心と体が強く大きくなるよう、励ましていきたいです。

Q.最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 「甲子園出場」は夢ではない。今日の努力が甲子園に繋がる一歩になる。自分たちの力を信じて、あと1ヶ月頑張ろう!

 勝矢監督、そして奥越明成高校の皆さん、ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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