Column

ふたば未来学園(福島県) 「創部5年の新鋭校!明るく楽しく、キツい時こそ笑顔で!」

2020.02.20

2015年創設の新しい学校!


さらなる打撃力向上を目指すふたば未来学園

■創立5年目の県立中高一貫校

 2011年の東日本大震災以前、双葉郡には双葉高校、浪江高校、浪江高校津島校、富岡高校、双葉翔陽高校の5校があったが、震災を機に全校で生徒募集を停止した。震災の4年後の2015年に開校したふたば未来学園。双葉郡唯一の高等学校で、県立の中高一貫校でもある。真新しい校舎とグラウンドから『動く授業』『世界とつながる』『夢を見つけるたくさんの「小さな窓」をキーワードに福島の復興を支える。

■悔いの残った学法福島戦

 野球部は1年生3名、2年生9名の12名のふたば未来学園。昨夏福島大会では、準々決勝進出を果たし、秋季は県大会2回戦まで圧倒的な打力をもって勝ち進み、準々決勝まで勝ち残った。

 その準々決勝、学法福島戦は主将の藁谷翼も、
 「相手に先制され、自分たちの流れに持っていくことができず、そのままずるずるといってしまいました。その時は絶対打ってやるという気持ちがありましたが、最後まで反撃することができず、結果的に自分のエラーで負けてしまったので、とても悔しい思いをした試合でした。」
 と印象に残る試合としてあげるほど、悔いの残った試合であり、間違いなくこの冬のさらなるレベルアップの原動力となっている。

■冬のテーマは”力”をあげる

 まず、遠藤太監督に新チーム始動から秋の大会までを振り返ってもらった。

 「新チームは選手12人で、前チームのレギュラーは2人だったので、まずは個々の能力を見ることに重点を置いて、練習・試合に取り組みました。秋の大会では支部大会から県大会初戦までのイメージ通り勝ち上がりましたが、学法福島に8安打を放ちながら、無得点におわり失策がらみで失点し敗れました。冬のテーマとしては、シンプルに筋力やメンタルの個々の「力」をアップし、チーム全体の“力”をあげていきたいと考えています。」

 打って勝つチームとして、あと一本が出るかが勝利の鍵となることを実感した学法福島戦。この冬の課題として選手たちも、それは共通認識のようだ。

■副主将・前川翔「チャンスで一本打つ」

 副主将・前川翔は1年秋から捕手として試合に出場している。そんな前川が挙げた秋の大会後の課題として、「チャンスで一本打つ」ということが力強く述べられていた。そのためにこの冬は体重を増やし、足腰の強化に励みさらなる打撃力の向上を目指す。

[page_break:4パターンのランメニューで下半身強化]

4パターンのランメニューで下半身強化


ランメニューに励むふたば未来学園の選手たち

 ここで、下半身強化に向け、ふたば未来学園のトレーニングを紹介したい。肉体的・精神的鍛錬を目的としたランメニューでチームの”力”の向上を目指す。

300m 10本 58秒以内 インターバル3分
200m 15本 36秒以内 インターバル2分
100m 30本 18秒以内 インターバル1分
100m 10本 18秒以内 インターバル20秒

 12人という少ない部員数でも、チーム全体でこのメニューに励むことで団結力を培う。藁谷主将は、チームのセールスポイントにも「団結力」「笑顔」「攻撃力」を挙げ、オフシーズンのテーマは、「明るく楽しく、キツい時こそ笑顔で!」を掲げる。

■キーマンは二階堂凰雅

 このチームのセールスポイントの一つの「笑顔」に欠かせないのは二階堂凰雅(2年)の存在であると藁谷主将は言う。持ち前の明るさで、チームを鼓舞し、チームを笑顔にする彼にはチームメイトからの信頼は厚い。副主将の前川や三塁手・阿部晴義もこのチームの好きなところとして、「明るい雰囲気で野球をしているところ、チーム全員中が良く、元気なところ」を挙げ、その中心には二階堂がいる。

 ここからは副主将としてふたば未来学園を牽引する前川翔選手と、阿部晴義選手の2人に話を聞きました。

Q.秋季大会など、ここまで試合を通じて見つかった課題を教えてください

前川:チャンスで一本打つことと、スローイング(盗塁阻止)です。
阿部:打球の飛距離です。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいところを教えてください。

前川:打撃力の向上、安定したスローイングのため、体重を増やし、足腰の強化。
阿部:体幹と下半身の強化です。

Q.応援する方々へ自分に自分のここを見て欲しいと言うのを教えてください。

前川:自分は肩の強さに1番自信があるので、この冬の課題でもあるスローイングを見て欲しいです。
阿部:バッティングです。

Q.このオフシーズンの熱い宣言をお願いします!

前川:速い球に負けないスイングを身に付け、チームを引っ張って行けるように頑張ります!
阿部:福島県で1番うまいサードになる!

 前川選手、阿部選手ありがとうございました!

この冬を乗り越え、夏の甲子園出場へ

 チーム目標に春は東北大会出場、夏は甲子園出場を掲げるふたば未来学園。

 最後に、遠藤太監督これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 苦しいことは全て自分の「力」になるので、春になって、自分が成長していることを楽しみに頑張ってください。

 遠藤監督、そしてふたば未来学園高校の皆さん、ありがとうございました!

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今年も大好評!
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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