Column

済美(愛媛)「基本の体をづくりで愛媛夏3連覇をめざす!!」

2019.02.26

去年の記録と記憶を塗り替える!!


タイヤに付いたロープを引く選手たち

■100年以上の歴史を持つ済美高校

 愛媛県松山市湊町に位置する済美は、1901年に開校をし女学校として100年の歴史を刻みました。開校101年目を迎えた2002年には男女共学に移行して、今日の済美の歴史を歩み始めている。美術科や食物科学コースなど、専門的なコースや学科を持ち合わせている。

 部活動では、やはり野球部の名前が真っ先にあがる。2004年の選抜、準々決勝でダルビッシュ有を擁する東北を破り、史上初の創部3年で全国優勝を果たしたのが印象的だろう。その他にも、ソフトボール部や男子サッカー部も全国大会出場の経験があるなど、部活動が活発である。

■済美野球部の紹介

 済美野球部は現在、2年生が13人、1年生が25人の計38人で日々の練習に取り組んでいる。野球部の活動は、済美球場で野球に専念できる環境に加え、月に1回、ウエイトトレーニングを行う施設を利用している。

■今年のウリと今までを振り返って

 今年のチームのウリについて、
・打撃力
・仲がいい
・体力
 この3つを芦谷泰雅主将が答えてくれた。新チーム始動時は1番から9番までホームランを打てる打線を目指し、その中で自分がチームを引っ張っていくことを目標にした。

 オフシーズンならではのメニューとして、スーパーサーキットというメニューが存在する。約30種目のトレーニングを1種目1分で休憩45秒で行う。体力と筋力増量を目的としている。

■チームが始まって最も印象に残っている試合はどの試合ですか?

 秋の大会での今治西戦。7回コールド、7対0で敗戦した。芦谷主将は、「全ての部分で力の差を感じた」と振り返ってくれた。その中で、新チームで活躍してきた選手は山田響の名前を挙げた。理由として、秋の大会で大事な場面でホームランを打ったり、練習試合などでも大事な場面で1本出してくれた。

 今後の春夏のキーマンには、徳永幹太森脇悠吏山本竜介のこの3選手。徳永と森脇の長所は、人一倍努力をするところであり、春夏の大会で大事な場面での1本出してくれることに期待している。

■この冬の意気込み!

 個々のレベルを甲子園レベルにして、愛媛大会を3連覇して甲子園に出場することを目標だと語る芦谷主将。2019年最初の練習で初詣に行き、部員全員の気持ちを1つにした済美が、3連覇に向けて着実に力を付けていく。

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[page_break:常に甲子園を見据えて戦う!/自分で成長を感じろ!!]

常に甲子園を見据えて戦う!


トレーニング中の様子

 ここからは済美高校の外野手・徳永幹太選手と捕手・重見俊介選手のお二人にお話を伺いました。

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

徳永:終盤の粘りが弱く、7回以降から逆転または失点が多く苦しい展開が続きました。
重見:他の高校に比べ、新チームの始動が遅れチームのまとまりや個人の技術力の低さを痛感しました。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください。

徳永:打席での粘り強さや選球眼。そして、肩を強くしたい!
重見:体重増量で飛距離を伸ばす。そして暑い夏に耐えるための体力づくりです

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

徳永: 全力プレー!!
重見: 巧みなリードです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところ ですか?

徳永:上級生になればなるほど自覚を持ち、自ら行動しようとするところです。
重見:ガッチリした体の選手が多く、食事をしっかりとっているところ!

Q.このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後 にお願いします!

徳永:野球の技術はもちろん、人間的なことも身に着ける!そして甲子園で活躍します!
重見:体重増量と共に、ウエイトの数値を上げ飛距離を伸ばす!そして勝負強い打撃を身に着けます!

 徳永選手、重見選手ありがとうございました!

自分で成長を感じろ!!

  中矢太監督にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 ・体力づくり
・気持ちづくりをテーマにしてきました。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 体力づくり(体)をすることで、自分自身の成長を感じてほしいです

 中矢監督、そして済美高校野球部の皆様、ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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