甲子園は地方大会に比べて忙しい!環境に上手く適応しよう!
甲子園は地方大会に比べて忙しい!環境に上手く適応しよう!
アップをする選手たち
甲子園は地方大会と比べて忙しい!何が忙しいといえば、試合後のインターバルがほぼ30分間しかないことだろう。まず甲子園に出場する球児はその慌ただしい時間帯に適応することがスタートになる。実際に球場で見ている方ならば分かると思うが、大観衆が集まった球場でインターバル30分で試合を始められるのはかなり凄いことなのだ。
地方大会では、応援団の入れ替えなどで1時間以上の間隔をあけて試合をする会場もある。神奈川県は約1時間の間合いをとっている。甲子園は4万という大観衆が入っても、ほぼ30分間のインターバルで次の試合ができている。それが当たり前のように実現できる甲子園の運営の凄さを実感できるのではないだろうか。
本当に30分間だけというのは、慌ただしい。甲子園にあって、地方大会にないものといえば、甲子園の砂集めがある。ベンチの片づけ、試合後の取材がある中で、それを行う。かなり慌ただしい中で砂集めをしているのだ。
係員の方が、砂集めをしている最中に選手を止めることがある。あれを見ると、もう少し時間を上げていいじゃないと思うが、30分間しかないので、主催者側がコントロールしなければならないのだ。
次の試合に出る選手は30分間でアップ、トスバッティング、キャッチボール、ノックと行っていく。そこに対応できない選手、チームは、試合に上手く入っていけない。そのため、普段のウォーミングアップから、実戦を想定した練習をすることが大事になるのだ。
また高校野球というのはいろいろと細かい規則がある。バットの規格、グラブの色、応援団のルールなどなど。それを知らないと困惑をして、苦労してしまうというケースがある。ただそれさえ知れば、プレーに専念できる。何も知らずに、苦労して、余計なストレスを抱えるよりも、こういうルールがあるよということを知っておいたほうがよいだろう。
(文=河嶋 宗一)
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