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【埼玉抽選会後 展望】シード校は厳しい組み合わせに!今年も大荒れの大会になるか?

2016.07.01

 6月24日、さいたま市民会館おおみやで行われた抽選会の結果、草加高校・須賀 智也主将の選手宣誓で開幕することが決まった埼玉大会。組み合わせが決まった今でも、今大会は花咲徳栄浦和学院の二強が中心となり大会が進むことに変わりはないが、改めて組み合わせをA・Bシードの4ブロックごとに見ていくこととする。

■こちらもおススメ
【今年を代表する花咲徳栄、浦和学院の二強の戦力を徹底紹介!】
【上尾、山村学園、聖望学園などの有力校は浦和学院・花咲徳栄を阻むことができるか?】
■組み合わせ表を見ながら展望を読んでみよう

【第98回埼玉大会組み合わせ表】

花咲徳栄の対抗馬は西武文理か?

岡崎 大輔(花咲徳栄)

 まずは、初戦桶川西との対戦が決まった今大会の本命・花咲徳栄のブロックだが、花咲徳栄サイドから見るとある程度計算の立つブロックとなった。とはいえ、気になるチームは存在する。まずは、順当に行くと4回戦で好投手・今野 雄介投手擁する入間向陽、5回戦で2年生右腕・小向 直樹擁するDシード桶川の挑戦を受ける。

 ベスト8でぶつかる相手は、好投手・堀越将郎擁し、機動力もあるCシード・西武文理、強肩ショート中島 義広を中心としたセンターラインが堅いDシード・大宮西市立川口などがいる混戦ブロックなだけに、どこが勝ち上がってくるか不透明だが、花咲徳栄とすれば昨夏も戦っており、練習試合で敗れている西武文理が勝ち上がってくると厄介な存在となるであろう。

 ただし、花咲徳栄にとって懸念材料であったエース高橋 昴也の背中の怪我も癒え、岡崎 大輔も状態が戻ってきた。春4番の西川 愛也は夏までに間に合うか不透明だが、元々4番であった隈本 達也が復調するなど万全の状態で夏を迎えるだけに花咲徳栄のベスト4進出は堅いであろう。

 一方、昨秋今春と県で連覇し、今季県内無敗で3年振りの夏の甲子園を目指す浦和学院のブロックだが、昨年の組み合わせと比べるとやや厳しいブロックとなった。順当に行くと4回戦で2年生左腕メンディス 海擁する市立川越、5回戦ではDシード正智深谷の挑戦を受ける。ベスト8でぶつかる相手は、強打のCシード・聖望学園が濃厚だが、このブロックはDシード・好投手・遠藤稔擁するふじみ野、好左腕・唐沢 裕貴を擁し打線も活発な西武台、他にもサイドハンドの岩瀬 晴樹擁する昌平、旧チームから投げている馬場龍大権藤聖人を擁する粘りの本庄第一、他にも早大本庄など難敵ひしめく激戦ブロックである。

 聖望学園もうかうかしてはいられない。この中で浦和学院サイドからすると、嫌な相手というのは過去に敗戦経験のある聖望学園本庄第一になるが、ふじみ野の遠藤や昌平の岩瀬も相手が浦和学院であれゲームをロースコアにまとめる能力はある。聖望学園浦和学院に直近の5年ほど勝てていないが、今年のチームは浦和学院ともノーガードの殴り合いを挑める打力を持っている。いずれにせよ、浦和学院にとってベスト8は一つの関門となるであろう。

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[page_break:古豪・上尾は厳しいブロックに そして1回戦屈指の好カード・山村学園vs川越東に注目!]

古豪・上尾は厳しいブロックに そして1回戦屈指の好カード・山村学園vs川越東に注目!

山本 大貴(山村学園)

 32年振りの甲子園を目指すBシード古豪・上尾のブロックもなかなか厳しいブロックとなった。まずは初戦で難敵朝霞の挑戦を受けると、次の相手は埼玉平成が濃厚だ。さらに、勝ち上がってもベスト8では昨秋県3位、Cシード・大道 温貴関谷 将貴などを擁し、投打のバランスが良い春日部共栄が待ち受ける。

 もちろん春日部共栄も順当に行くと4回戦で三上 ケビンなどを擁する若い叡明の挑戦を受け、5回戦ではDシード打力のある越ヶ谷鷲宮なども待ち構えており安泰ではないが、ベスト8は堅いであろう。その春日部共栄に対し、上尾がどんな戦いを見せるか、実現すれば好ゲーム必至である。

 そして最後にBシード・山村学園のブロックだが、最激戦区となった。初戦でいきなり昨夏Aシード、投打の柱・星野 裕帆を擁し、昨秋ベスト8浦和学院に惜敗した川越東とぶつかる。この戦いの勝者が、米倉 貫太宮崎 颯海崎 雄太鶴見 駿など完成度の高い1年生が複数登場する可能性が高い埼玉栄と当たることが予想される。この戦いに勝利しても5回戦では2年生右腕・菅原 隆史を擁し、上位打線が活発なDシード大宮東昨秋ベスト4狭山ヶ丘栄北の勝者が待ち構える。

 さらに、ベスト8の相手も打力が売りのCシード春日部東に長身左腕・高橋 勇翔擁するDシード川越工昨夏ベスト4の埼玉松山に立教新座山村国際久喜北陽、浦和実業、星野の勝者と難敵揃いでどこが勝ち上がるか全く予想がつかない。ただ一つ言えることは、このブロックは各チーム特に実力差のない試合が多くなりそうで、どこが勝ち上がっても、かなり消耗した状態でベスト4を迎えることとなりそうだ。

 順当に行けば決勝は浦和学院花咲徳栄のカードになるはずなのだが、過去埼玉大会でシード校が順当に勝ち進んだケースは皆無に等しい。今年はどんなドラマが待っているのか、最後に笑っている高校はどこなのか。開幕が待ち遠しい限りである。

(文・南 英博


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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