試合レポート

美来工科vs前原

2016.03.31

春の解禁日から無敗を続ける美来工科が初となるベスト4!

美来工科vs前原 | 高校野球ドットコム

美来工科・仲宗根

 「一関学院さんなど県外の高校や、八重山さんなど県内の高校まで。解禁日以降の練習試合で対戦して一度も負けていない。それが選手たちの自信になっているのでしょう。」と、眞玉橋監督は前原との激戦を凌いだナインを褒め称えた。

 試合は、美来工科が3回に一死二塁から武内由伸のタイムリーで先制したものの、7回に前原が二死二塁からレフト前へ抜ける当たりで同点に追い付く展開。共に粘り強く投げるのが身上の、美来工科仲宗根 登夢前原山根 蓮太の投手戦は、観る者に緊張感を与えるものだった。

 追い付かれた直後の8回表、美来工科は仲宗根がライト前へヒットを放つ。ツーアウトとなったが三塁へ進めて3番砂川 魁が打席へ入る。
「同点になったあとだったし、砂川が凄く粘ってくれた。この展開では、ドロ臭く行くことこそ高校野球だと思う。綺麗なヒットでは無かったけど、僕にとってはこの試合の最高のヒットです。」(眞玉橋監督)。

 低めを丁寧についてくる山根に対し、引っ掛けて終わることないようにファールで粘る砂川。その9球目、外角にコントロールされた山根の球を、バットの先に乗せるような打球がレフトの前へ落ち、再び勝ち越した美来工科が9回にも1点を加えたが、前原も意地を見せる。

 一死から代打山城 拓也がレフト前へ運ぶと、エラーと死球で満塁としたのだ。さらなる代打の池本樹はファールで粘った7球目。センター方向へと向かう打球だったが、美来工科仲宗根がキャッチして一塁へ送りゲームセット。この瞬間、前身の中部工業高校を含む、同校初のベスト4という快挙が決定したのだった。

(文=當山 雅通)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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