試合レポート

日向学院vs日章学園

2016.03.29

エース小倉が粘投!日向学院が8強入り!

日向学院vs日章学園 | 高校野球ドットコム

小倉 龍成(日向学院)

 1・2・3番に左打者が並び、本格派右腕を擁する県央地区の有力私立校同士が、ベスト8進出をかけて激突した。

 先制したのは日向学院。初回二死一塁で打席に入った4番・松元。ワイルドピッチから二死三塁になると、松元は、3球目を後方にファールフライを打ち上げた。日章学園の捕手が追いかけるも、芝に足をとられて捕球できず。命拾いした松元は、4球目をしっかりと右前適時打。3回には3番・梶の2点適時打で、日向学院が3対0とリードする。

 序盤、最高の立ち上がりをみせたのは、日向学院のエース小倉だった。四死球で走者を背負うも、縦と横のスライダーを有効に使って要所をしめて、3回までノーヒットピッチング。序盤の攻防で明暗が分かれた。

 しかし、対する日章学園も必死にしがみつく。日章学園・畑尾 大輔監督は、「3点ぐらい取り返せよ!(相手投手は)中盤からおちてくる。ここから!中盤からいけよ!」と、選手に声をかけた。

 すると、5回。日章学園は、3番・山崎 翔太、5番・時任の適時打で2点を返す。日章学園は、徳丸が6・7・8回をパーフェクトに抑え、打線の援護を待ったが、終盤になって調子を取り戻した日向学院のエース小倉を最後まで攻略できず。

 エース小倉の粘投で接戦を制した日向学院が8強入りを果たした。準々決勝は、投打ともに安定して、勢いよく勝ち上がっている宮崎第一と対戦する。

日向学院小倉 龍成投手
「立ち上がり、球が高めに浮いて調子が悪かった。日章学園は、強いスイングで甘い球を逃さず、少しでも甘く入ったら運ばれてしまった。(次戦は)一球一球集中して、打ち取るところ、三振を狙い取るところを考えて、抑えたい。」

(写真・文=三角 竜之

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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