富島vs佐土原
嫌な入りを形勢逆転!第1シード富島が初戦突破!
![富島vs佐土原 | 高校野球ドットコム](/hb/images/report/miyazaki/20160325001/photo01.jpg)
黒木彰真(富島)
前回大会(昨秋)優勝の日南学園が選抜出場のため、同大会で準優勝した富島が第1シードとなった今大会。
第1シード富島は、初戦(2回戦)から有力校(県立)の佐土原を迎えた。
試合は1回表から動く。
佐土原は、一死一塁から3番金丸が適時三塁打、二死三塁から5番竹下が適時二塁打。富島0対2佐土原。
ともに、富島先発の右サイドスロー黒木 彰真から逆方向となるライト線際に長打を運んだ!
直後、富島は内野エラーと死球から、二死満塁のピンチまで背負ったが、ここは黒木彰が踏んばり、傷口を広げなかった。
すると、富島は、3回裏二死二塁から3番粟田が右前適時打を放ち1点を返す。
そして、5回裏。
富島は先頭の9番松沢が三遊間を抜くヒットで出塁すると、1番疋田がエンドランを成功させて出塁、2番森川がセーフティーバントヒットを決める。ノーアウト満塁!!
春の初戦、初回から思わぬかたちで失点して、嫌なムードが漂っていた富島ナインであったが、やっと持ち前の元気と笑顔が出た。
この絶好のチャンスに、3番粟田の左前適時打で同点に追いつくと、続く4番木村が右中間に運ぶ2点適時二塁打!!さらに、6番日髙諒のスクイズで5点目をあげると、8番黒木彰が、初回の失点を帳消しとする2点左前適時打を放った!富島7対2佐土原。
これが第1シードの貫録だ。3巡目で相手投手を完全攻略!チャンスとみれば、足と小技を絡めて打線が繋がる。相手を浮き足立たせるほど、一気にたたみ掛けた富島が試合を決めた。
富島のマウンドは、7回を甲斐、8回を濱村、最終回は吉田が三者三振を奪う力投で、2回以降無失点で守りきった。富島は、3回戦で宮崎商対延岡星雲の勝者と対する。
(写真・文=三角 竜之)
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