Column

県立八幡南高等学校(福岡)

2016.01.11

 全国でも最激戦区の1つに挙げられる福岡県。その中で、近年、健闘を見せているのが八幡南高等学校。
一昨年の秋
福岡県3位、春の21世紀枠九州地区候補校に選出され、
昨夏の福岡大会はベスト4に進出。昨秋も県大会4回戦に進出し、勢いのあるチームです。

 そんな八幡南ですが、グラウンドが全面使えるのは平日では1日のみ。限られた環境のもとで、春は九州大会出場、夏は甲子園出場を果たすために、日々、どんなテーマを立てて、練習に取り組んでいるのでしょうか。この1年に熱い思いをかける選手たちにお話を伺いました。

チーム基本情報を紹介!

八幡南高校の木寺 智也君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生23人、2年生17人の合計40人です!

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 サッカー部、陸上部と共用していて、全面が使用できるのは平日では1日のみです。土日・祝日でも、1日中全面を使用できるのは、サッカー部が公式戦の時だけです。でもグランドの全面が使えない条件は他の部も同じなので、互いに譲り合い、短い時間を大切にしています。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

主将の木寺 智也君(県立八幡南高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。

 走れる選手が複数いるので機動力で勝負ができます。また、打力に自信があるので、1番から9番まで繋がる打線がウリです!

Q. 攻撃面に自信があるとのことですね!では、このオフシーズンでのチームの目標は何ですか?

 体重UPです。監督からそれぞれ数値目標を与えられて、それをクリアすることが春のベンチ入りの条件なんです。
また、基礎技術を向上させ、正確なプレーができるようになることが目標です。

Q. 体重のノルマをクリアしないとベンチに入れないという厳しい基準を設けているんですね!では、オフシーズンの練習で、『自分たちのチームならでは』の名物練習や、これは本当にキツイというメニューがあれば教えてください。

 20回×15セット=300回の腕立て伏せを毎日やっています。また、年に一度、小倉南区の北九州市立大学から平尾台の頂上まで、全長15キロを走ります。その中には山道も5キロあるんですよ!

Q. 山道5キロを含む15キロを走るとなると、筋力だけでなく精神力も身に付きますね。毎日腕立て伏せを300回行っていることも驚きです。では、今年の春、そして夏の目標を教えてください!

 春は九州大会に出場し、夏は甲子園に出場することです!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 自分たちのチームの現状や課題がはっきりとわかった大会でした。

Q. 先輩たちは
夏の大会ベスト4
という好成績を収めましたが、新チームとなって初めての大会で、何か「引き継いでいるな」と感じたことはありますか?また、引き継いでいきたいと思うことがあれば教えてください。

 引き継いでいると感じる点は、正直なところまだありません。しかし、どれだけリードされてもあきらめない姿勢や、全員がチームのためにプレーする姿勢。また練習から常に全力を尽くす姿勢と、守備から流れを作り少ないチャンスをものにする集中力・チーム力を引き継いでいきたいと思っています!

Q. 全力を尽くす姿勢はとても大事ですよね。では、秋の大会を踏まえて、この冬に強化したい点、取り組みたい練習メニューがあれば教えてください。

 強化したい点は、1つのアウトを確実に取る守備力です。そのためにも、捕球姿勢やスローイングなど、何度も反復練習を重ねていきたいと思います。

Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!

 陣内 良輔です!陣内は新チーム以降の公式戦でコンスタントにヒットを打ち、チームに貢献してくれました。

Q. 続いてチームの中で、この春キーマンになってくれるであろう選手を教えてください。

 原田 壮山本 尚征山下 隼矢です。原田は前チームから4番を任されていました。勝負強い打撃でチームを勝利に導いてくれることを期待しています!また山本は足が速く、守備範囲も広い選手で、機動力野球の中心を担う選手です。山下はチーム一の体格を誇っていて、パワーあふれるバッティングに期待しています!

Q. 原田君、山本君、山下君ですね。注目したいと思います!では最後に、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては初めてのオフシーズンですが、春に向けて、どんな冬にしたいかなど、思っていることを教えてください!

 この冬で、他のどのチームにも負けないように、自分たちをしっかり磨き上げ、春にその成果が出せるように頑張りたいです。また、そのときに「あの冬に頑張ってよかった」と全員が思えるような、充実した冬にしたいと思います。

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、八幡南高校の行正 京平君と原田 壮君にお話を伺います。

行正 京平君(県立八幡南高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

行正 京平(以下「行正」):能力だけでは勝負が決まらず、「チーム力」で勝負ができるところです。また何事にも全力で取り組むところが好きです。

原田 壮(以下「原田」):選手が全力でプレーするところや、最後まで何が起きるかわからないところ、また、必死な姿が全面にあふれ出るところが好きです!

Q. この冬はどんな冬にしていきたいですか?

行正:自らに課した目標を必ず達成し、私学にも負けないチーム力を身に付けたいです!
原田:技術面、体力面はもちろんですが、精神的にもっと強くなりたいです!そのためにも、当たり前のことを当たり前に行うことを徹底していきたいと思います。

原田 壮君(県立八幡南高等学校)

Q. 野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?

行正:「凡事徹底」です。隙のない野球を目指して、隙のない練習姿勢、隙のない学校生活を目指します!

原田:「以心伝心」です。野球は団体競技であり、チーム全員の気持ちが一つにならないと勝つことができません。そのため意思疎通が最も大切だと思うからです。言葉を発さなくても、互いの気持ちが分かり合える関係を、チーム全員で築いていきたいです!

Q. それでは最後に『自分はここまで成長するぞ!』という熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

行正:自分は、この冬に「飛距離アップ」「スローイングの強化」「体重アップ」を目標にしています。その目標を達成するために、短い練習時間の中でも、高い意識を持ち、練習の質を向上させたいと思います。春以降は、全試合に出場し、3割以上の打率を残せるように頑張ります。
夏の大会までに、どのチームにも負けないチーム力と集中力を身に付けて、全員野球で接戦をものにする「南の野球」で、必ず甲子園に行きます!

原田:春以降は、打率4割以上、本塁打5本以上、盗塁20個以上を目標にしています。守備では無失策を目指し、走攻守の全てにおいて輝きたいです。また、自分が最も意識するのはタイムリーヒットです。決して独りよがりな打撃ではなく、チームのために、試合を決定付けるバッティングができる選手になりたいです。
春からは、練習試合・公式戦問わず、1試合も負けないくらいの強い気持ちで、夏は必ず甲子園に行きます!

指導者が語る!このチームの強み

福万 浩部長先生に質問!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってからどんなテーマをもってチームを作り上げてきましたか?また、秋の大会の振り返りとこの冬のテーマを教えてください。

 新チームは、秋・春は九州大会出場、夏は甲子園出場を目標にスタートしました。発足以降は、先輩たちの結果は意識せず、「今の自分たちにできることを確実に遂行するチーム」を目指してきました。練習試合では負けなしの12連勝と、幸先の良いスタートを切りましたが、8月上旬に行われた北九州市内の新人大会では初戦敗退、続く九州大会予選でも4回戦で敗退してしまいました。

 個々の能力は先輩に引けを取りませんが、互いにミスをカバーしあい、チームメイトを信頼し、どんな逆境でもあきらめないチーム力・精神力が、まだまだ未熟だということを痛感しました。この冬は、トレーニングを重ねての体力増強はもちろんですが、ミーティングを重ね、指導者と選手、そして選手同士の信頼関係を高めていきたいと思います。

Q. 最後に冬のトレーニングを送る選手たちへ何か一言お願いします。

 一昨年の秋
福岡県3位、春の21世紀枠九州地区候補校に選出され、昨年は夏の選手権予選でもベスト4まで勝ち進みました。夏の敗退後、前キャプテンが、ある新聞社さんのインタビューで「甲子園は、近いようでとても遠い場所でした」というコメントを残していました。
その言葉の意味をしっかりと噛みしめてください。先輩たちが果たせなかった夢を、夢のままで終わらせないように、一日一日を大切に練習に励みましょう!一緒に甲子園に行こう!!

 高い意識で練習に取り組み、全力で取り組む姿勢が印象的な八幡南高校の今後に注目です!ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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