「高校野球研究会」で海老久美子氏が講演
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【指導者の質問に応える海老氏】
都立高校の硬式野球部の指導者などが主体となり、互いのレベルアップを図るために、これまで様々な講師を招き開催してきた『高校野球研究会』は、今年で25回目を迎えた。
今回は、立命館大スポーツ健康科学部の海老久美子教授を招き、『高校球児の増量のための食事』をテーマに、高校野球部の指導者や関係者ら100名が集まり講習を受けた。
海老久美子教授は、「これからオフシーズンを迎える中で、この時期に朝ごはんの徹底をしたほうがいいです。夏の大会は、すでに冬から始まっています。今のうちから食べる体力を作っておきましょう」と指導者に呼びかけた。
また、ここ数年で“食”の大切さを高校野球界でも見直され始めた一方で、やみくもに「ご飯茶碗3杯食べろ!」という指導も増えてきた。
しかし、「エネルギーバランスが正でないと、増量はしない。1人1人の摂取と消費のバランスも考えて見直してほしい」(海老久美子教授)。
また、「たんぱく質を体で利用できる量には上限がある。取り過ぎるのではなく、ビタミンB1など、たんぱく質をエネルギーに変えるために必要な栄養素もきちんと摂取していくことが大事です」と、この日集まった総勢100名もの指導者らに向けて語った。
■今日から使える栄養学
これからの季節は、練習の前後に口にする食べ物にオススメなのは『みかん』
将来、国外での合宿や大会に参加した時に困らないように、オレンジ、いよかん、グレープフルーツを出されても、皮は自分で剥けるような選手になりましょう!