東海大相模(神奈川)vs北大津(滋賀)
![](/images/report/zenkoku/20100929002/photo01.jpg)
一二三慎太(東海大相模)
東海大相模、一二三の好投と集中打で北大津下す!
この日の第二試合二回戦は今夏、準優勝校の東海大相模と同大会でベスト16入りした滋賀の北大津の一戦。
東海大相模が一二三、北大津は横江,両投手の先発で試合が始まった。
注目の東海大相模・一二三は、夏から更にバージョンアップ。今日の試合では、サイドとスリークオーターから投げわけ、北大津打線を翻弄。
大器の新しい可能性を見せると同時に、まだまだ進化の途中ということを印象付けた。
一方の北大津の横江も181cmの上背から角度からのあるボールを投げ、東海大相模打線に得点を与えない。
試合は序盤から中盤まで両投手の好投で試合は投手戦となった。
試合が動いたのは終盤七回表。
東海大相模・八番・大城建が一死一二塁から左中間を破るタイムリーを放ち二点を先制した。
尚も九番黒川のスクイズ、一番元木のツーランなどで三点を追加しこの回計五点をあげた。
粘る北大津は最終回、代打青木がセンター前ヒットで出塁するとその後六番中村にタイムリーツーベースが飛び出し一点を返すも反撃はここまで。
東海大相模一二三の八回四安打無失点の好投と集中打で東海大相模が北大津を5-1で下した。
=試合後のコメント=
■東海大相模 門馬監督
・試合を終えて
「勝っても負けてもこれで終わり、最後の試合一生懸命やれと言った。最後にいい終わり方ができればと思った。選手の中には体調を崩したものもいたが、勝って終われたことが今日の収穫。」
・雨の影響
「逆によく練習ができた。」
・一二三選手の投球について
「0点におさえたのだから上出来、最後まで丁寧に投げてくれた。」
試合後の一二三選手(東海大相模)、宮崎監督(北大津)のコメントは次にページにて。
![](/images/report/zenkoku/20100929002/photo02.jpg)
「絶対勝つという気持ちで投げた」
■東海大相模 一二三選手
・試合を終えて
「絶対勝つという気持ちで投げた。お客さんが思った以上にいてモチベーションがあがった。二年半ほんとに苦しいことの連続でしたがこの仲間たちと最後までがんばってこれてほんとによかった。今は支えてくれた相模の父母会の方々に心から感謝したい気持ちです。」
・今日の投球について
「横からとスリークオーターから打者に悟られないように二つの投げ方で投げた。特にスライダーは、横から投げた時は変化の幅ができ、スリークオーターから投げた時は奥行きができたのでよかった。」
・アメリカ遠征について
「島袋、中川などと色々野球について話せ彼らから学ぶこともいろいろあった。」
・今後の投球フォームについて
「可能性、選択肢はいろいろあると思う。」
・今後の進路について
「国体も終わったので、門馬監督といろいろ相談して決めてゆきたい。」
■北大津 宮崎監督
・試合を終えて
「一二三君はいい投手だった。横より上からのほうがストレートに威力がありスライダーにもブレーキがかかる。と思う。三年生はまあまあよくがんばった。上でもやる選手達が多いだけにこういう経験を活かしてほしい。」
(文・写真=国吉辰一)