千葉英和vs市立柏
2010年09月21日 青葉の森公園野球場
千葉英和vs市立柏
2010年秋の大会 秋季千葉県大会 3回戦
試合シーン
延長15回再試合！攻めた千葉英和と守った市立柏
ベスト８をかけた千葉英和対市立柏の対戦は取られたら取り返すといった競った戦いで同点のまま終盤に入ると、その後は両校の決死の守り合いで延長15回でも決着がつかず再試合となった。
試合の先制点は4回表。市立柏が、5番宇佐見のタイムリーで1点を先制した。しかしその裏に千葉英和も5番中村仁のタイムリーですぐさま同点に追いついた。
6回表には市立柏の3番船越がレフトオーバーの2ベースヒットで出塁すると、バントで送って1死3塁とチャンスを作りスクイズで1点を追加した。この後2死になってから8番会津と9番伊藤の連続タイムリーで2点を加えて千葉明徳を一気に引き離したかに見えた。
しかし点を取った直後の裏の攻撃で千葉明徳は4回同様すぐさま反撃に出る。
2番神原は四球で出塁すると2盗を狙った。このとき2塁への送球が後ろにそれた間に一気に3塁まで進んだ。
この1死三塁の場面で3番立花がタイムリーで1点を返すと、その立花を塁において4番艫居の2ランホームランでまたもや試合を振り出しに戻した。
4対4となった後の7回から試合終了まで間、市立柏は千葉英和のエース艫居にわずかに2安打に抑えられた。
これに対して千葉英和は6安打と攻めていたが、市立柏守備陣がダブルプレーなどでよく守り、試合の流れを譲らない。追加点となるきっかけを探しながらの攻守となったが、無得点のまま過ぎた。
延長の最終回となる15回、市立柏は1番平久がレフトオーバーの2ベースヒットで出塁するが、ここで痛恨の送りバント失敗、さらに後続も打ち上げてしまいチャンスを逃してしまった。
一方、最後の攻撃となる千葉英和もこの回先頭の4番艫居がセンターオーバー3ベースヒットを放ち、こちらも無死3塁と最大のサヨナラのチャンスを作る。
しかし続く5番中村仁がフライに打ち取られ1死、6番中村翔が四球を選ぶものの、7番佐藤の外野に抜けるかという打球にセカンド福山が飛びついてダブルプレーに打ち取りドローのまま試合終了。
延長15回、試合時間は4時間を超える戦いは決着がつかなかった。
攻めた千葉英和と守った市立柏。
両校は22日9時より再試合に臨む。
（文＝高校野球情報.com 編集部）
