東海大浦安vs市立船橋
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星野(東海大浦安)
東海大浦安がベスト8進出
東海大浦安が市立船橋の投手陣を打ち崩し7回コールド勝ちを収め、ベスト8に進出した。
東海大浦安のエース星野武(2年 右/右)はオーソドックスな右投手。
ややスリークォーター気味から投げる直球は120キロ~125キロぐらい。スライダー、カーブはかなり曲がるので、武器になっているが、このスライダーがしっかり流し打ちされているのが気になった。また開きが早いので出所が見やすくなってしまっているため、コーナーを突いても捉えられていることが多かった。
素材は悪くないので、しっかりと体を鍛え込んで球速アップさせ、投球フォームを見直して更なる実戦力を身につけたら面白い。
10安打の東海大浦安はセンター中心の打撃ができる澤直人(2年 右/右 三塁手)と鋭い打球を見せる真下智成(2年 右/右 外野手)をピックアップ。
澤はセンター前と右中間への二塁打を打っており、強引な打撃にならないのが魅力。5番真下はがっしりとした体格から鋭い打球を飛ばした打撃には驚かされた。
東海大浦安は下位もしっかりと振れる打者が多いので、一冬超してからの成長が楽しみなチームに映った。
市立船橋は捕手の笹野将史(2年 右/左)をピックアップ。
スローイングタイム2.00秒台をコンスタントに計測する捕手。3投手が制球に苦しむ中、何度もマウンドに寄り、声をかけるなど配慮は忘れない。
打撃はがっしりとした下半身から力強い打球を転がすことはできており、悪くない選手であった。市立船橋の打線も見ていくと、東海大浦安同様に振れる選手が多いだけに合計9四死球を出した投手陣を立て直すことがこの冬の最重要課題となりそうだ。
(文=編集部 河嶋 宗一)