高知商vs高知中央
![](/images/report/kouchi/20100825001/photo01.jpg)
王偉傑一塁手(高知中央1年)
高知中央の台湾人留学生、期待抱かせるデビュー!
近年、台湾や中国からの留学生を積極的に受け入れている高知中央。
野球部にも10名近くの留学生が所属しており、この試合ではチャイニーズ・タイペイの強豪、大理國民中卒の梁家ロン(リョウ・ジャーロン・1年)が3番サード、は同じく大理國民中卒の王偉傑(ワン・イーケイ・1年)が4番ファーストとして県大会デビューを飾った。
そして2人はいきなり主軸を任された理由が頷けるプレーを高知商相手に魅せる。梁は相手エース・高橋一成(2年)から1回のタイムリーをはじめ、レフトに2本、ライトに1本、左中間に1本打ち分けるスプレーバッティングで5打数4安打3打点。
身長190センチの王も3打数ノーヒットに終わったものの、1打席目ではミートしただけでライトフェンス際まで運び、続く2打席目では正木陽監督に敬遠を選択させるほどの威圧感を見せ付けた。
試合後、かつて國學院久我山(東京)、木更津中央(千葉)、江の川(現:石見智翠館・島根)、日生第二(三重)などで監督を歴任し、春夏通じて6回の甲子園出場経験を持つ楠井監督は3失策を高知商に突かれ6対8と惜敗した内容に、「シートノックの差が出た。
選手たちはまだやらされている感があるが、これからどれだけ心を込めてプレーできるかが大事」と課題をあげたが、逆に言えばその守備力の課題が解消できれば彼らが高知の頂点を奪うに値している実力を有していることは確か。
これからも四国地区の他校とは全く違うアプローチで上昇を志す高知中央の動向には梁、王の台湾人クリーンナップと共に要注目である。
(文=寺下 友徳)
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高知中央 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | ||||||
高知商 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | × | 8 |
高知中央:久森葵、森岡誠-田中優真、松永勝広 高知商:高橋一成-中野海明、西村圭司