興南(沖縄)vs東海大相模(神奈川)
![](/images/report/zenkoku/20100821002/photo01.jpg)
史上6校目春夏連覇!!沖縄県勢初優勝!!
興南、春夏連覇!! 沖縄県勢、夏の大会初優勝!!
開門予定時刻は午前10時。
しかし、この日の甲子園は9時にはチケットが完売。チケットを求め、ファンの長蛇の列は甲子園駅近くまで伸びていた。
そして試合開始2時間前、10時以降来場の観客は自動的に外野席に。
試合開始2時間前にはすでに甲子園球場は観客で一杯になった。決勝戦を待つ観客のボルテージは高い。
選手がグランドインしただけで大きな拍手・指笛が鳴り響き、みんなが決勝戦を待ちわびている。
明らかに15日間で一番熱い雰囲気があった。
そして誰もいないグランドで決勝戦の雰囲気を確かめるように興南ナインがウォーミングアップを開始。
続いて東海大相模ナインもグランドに入り、いよいよ決勝戦が始まる。
そんな決勝戦にふさわしい環境の中、試合は、始まった。
興南・東海大相模。共に先発は戦前の予想通り、島袋洋奨・一二三慎太の両エース。共にここまでチームを引っ張ってきた大黒柱だ。
試合は序盤は投手戦で始まった。
試合が動いたのは4回裏。
伊礼のタイムリーヒットで興南が待望の先制点を挙げる。
更に1アウト1,3塁から打者は島袋。ここで興南ベンチはスクイズを選択。
しかし、ここは東海大相模バッテリーが上手くウエストし、チャンスは潰れたかに思いきや、捕手・大城がサードへ悪送球。2点目を献上する。
その後ツーアウトになるも、9番伊藤から怒涛の5連打。不運な打球もあったが完全に流れは興南ペースに。この回一挙7点をあげるビッグイニングを作った。
今大会、何度も見てきた興南打線の爆発力。持ち前の力を存分に発揮した。
更にこの試合は決勝戦。アルプス席はもちろんアルプス席以外からの一球一打に対する歓声がもの凄い。
昨年の決勝戦の9回の日本文理の攻撃の時と同様で、まさに決勝戦独特の甲子園の雰囲気は選手と観客が両方で作り出している。
東海大相模はその独特の雰囲気に呑まれた感があった。
その後も興南打線の勢いは止まらない。5回にも1点。6回にも我如古のHRを含む一挙5点のビッグイニングを作り、試合を決定づける。
東海大相模は7回に1点を返すも、反撃はここまで。
最後はエース・島袋が代打・宮崎大将を142キロのストレートで空振り三振に打ち取りゲームセット。
興南が史上6校目の春夏連覇。そして悲願の沖縄県勢初制覇を成し遂げた。
【マイロさん観戦】
そして、この試合、テレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ神奈川の「2010年 夏の高校野球応援ソング」を歌ったマイロさんも予選に続き球場観戦。
高校球児時代に目指していた聖地・甲子園で初めての観戦で、感慨深くグランドを見つめていました。
ゲームの方は興南が打ち勝ち、春夏連覇に沖縄県勢悲願の初優勝。
「勝利の女神が興南に微笑みましたね。でも東海大相模もここの舞台に立っている事自体が凄い。来年もまた見に来たい。高校野球を卒業して
また高校野球に関われるのは凄く嬉しい。最高の夏でした。」
と高校野球と共に過ごした2010年の夏を振り返っていました。
(文=高校野球情報.com編集部)
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東海大相模 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||||||
興南 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 5 | 0 | 0 | X | 13 |
東海大相模:一二三,江川―大城卓 興南:島袋―山川
本塁打=我如古(興)