日大鶴ヶ丘vs桜美林
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岡崎(日大鶴ヶ丘)
岡崎完投!ベスト4進出!!
この試合、エース岡崎が桜美林打線を2安打1失点に抑える好投。岡崎は桜美林の試合のビデオでバットがよく振れている印象を受け、「毎回ピッチングのテンポを変えて、速い球ではなく緩急を生かして打ち取るよう心がけました」と冷静なピッチングだった。
岡崎について、荻生田監督は上級生になって考え方が変わったようだと話した。「力いっぱい勝負したいのか、勝ちたいのか。そこが勝ちたいという意識になってきた。」まさにそれが生きたピッチングだった。
日大鶴ヶ丘は春季大会の優勝校だが、コールドゲームをするようなチームではない。春からの戦いを見てもコールドゲームだったのは10試合中2試合のみ。失点を抑えて戦線を我慢強く守るのが今年のチームだ。そのことを意識して冬場に守備の様々なパターンの練習を積んできた。
そのベースがあるから、接戦も粘り強く耐えることができる。この先の戦いにむけては「どれだけエラーをなくして戦えるか」と、ここまで作り上げてきた守備のチームで接戦に持ち込むつもりだ。
4強が出揃い、日大鶴ヶ丘の準決勝の相手は強力打線の日大三。日大三とは新チームになってから秋季大会で5対4と破れ、春季大会で7対6と勝利し、いずれも接戦の1勝1敗。日大三の打線が爆発するか、日大鶴ヶ丘が得意の接戦に持ち込むか。楽しみなところだ。
(文=高校野球情報.com編集部)