関東一vs成立
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天を仰ぐ
関東一、2年振りの決勝進出!
ここまで投打にチームを引っ張ってきた成立のエース西潟。
連日の猛暑の中で試合をこなしてきただけに、この試合では早い回から疲れが見え、これまで相手打線を寄せ付けなかった西潟が4回1/3で8安打5失点と崩れた。西潟の後を継いだのは2年生の飯塚。しかしこの飯塚も関東一打線に捕まり、成立は7回コールドで敗退した。
試合後、西潟と飯塚でクールダウンのキャッチボールをしていた。
その頃には試合終了後に泣き崩れた西潟も落ち着きを見せていた。
その一方でまだ涙が止まらない様子の飯塚を西潟が抱き寄せ、「また来年、来年な」と声をかけた。
この大会を二人で投げてきた投手陣の最後の想いの継投だった。
関東一は2年振りの決勝進出。エースの白井は1年生でその決勝の舞台をリリーフとして登板し、優勝の瞬間にはマウンド上で小さくガッツポーズをした。甲子園のマウンドも経験している。
今年エースとして上る決勝のマウンドでどのような姿を見せるか。関東一は27日、決勝戦を修徳と対戦する。
(文=高校野球情報.com編集部)